郵便局や年賀はがき、ゆうパックのイメージが強いゆうちょですが、郵便貯金時代から口座を持っている人は多いのではないでしょうか?
平成17年の郵政民営化で株式会社ゆうちょ銀行に生まれ変わり、現在は銀行として運営されているのはご存知のことでしょう。
そんなゆうちょ銀行でも他の銀行と同じくお金を借りることができます。
※新規申込受付は2018年10月末で終了しました。
以下は、ゆうちょ銀行がカードローンを取り扱っていた時の情報となります。
具体的にゆうちょ銀行でお金を借りる方法は、
- 貯金担保自動貸付
- 財産形成貯金担保貸付
- 国債等担保自動貸付
- JPBANK(クレジットカード)のキャッシング枠
- カードローン「したく」
以上のようにゆうちょ銀行は、さまざまな方法でお金を貸付しています。
ただ、商品名称に担保があるものは、その名のとおり「担保」がなければ借りられませんので、誰でも借りられるわけではありません。
したがって、担保のない人はカードローンの「したく」の検討をおすすめしていました。
ですが、「したく」はゆうちょ銀行とスルガ銀行の共同商品で、 契約はスルガ銀行。
ゆうちょ銀行は媒介の役目で、契約はしていません。
こちらのスルガ銀行株式会社に対して行政処分が下されたことを受けたことにより、2018年10月末で「したく」の新規受付を終了してしまったのです。
ここからは、以前の「したく」についての情報となります。
カードローンを探して辿り着いた方は下記でも紹介していますのであわせてご参照ください。
在籍確認なしのカードローンってある?お金を借りる際に気を付けたい在籍確認と電話確認の違い
初めてお金を借りるなら消費者金融のカードローンがおすすめな理由
目次
ゆうちょ銀行の審査申込条件はどうなっているの?申し込みから審査までの流れはこう!
ゆうちょ銀行カードローン「したく」は、以下の流れで借入まで進みます。
- Webまたは電話で申し込み※
- 電話または郵送で審査結果の回答
- 審査承認(仮審査)の場合は申込書が到着
- 申込書に個人情報等の記入のうえ必要書類の返送
- 本審査通過者は自宅に専用ローンカードが到着
- カード送付台紙に記載している電話番号に連絡
- 借入可能状態になり、最寄りのATMでお金を引き出す
電話で申し込みする場合は、月曜日~金曜日の9時~19時までに、スルガ銀行ゆうちょローンサービスセンターカードローン・デスクに連絡します。
土日にくわえ祝日そして12月31日~1月3日は対応していません。
特に事情のない場合は、Webから申し込むほうが手っ取り早いかもしれませんね。
審査の際に、勤務先に電話連絡を行うことがあります。
いわゆる在籍確認で、勤務していることを証明しなければなりません。
自身が勤務している時間以外でも、職場の人が働いている旨を伝えてくれれば完了。
一般的に在籍確認は個人名でかけてくることが多いですが、銀行のカードローンは銀行名を伝えることもありますので、バレたくない場合は職場の人に「貯金のことで連絡があった」等の言い訳を考えておきましょう。
申込書に個人情報等の記入をするときは、間違わないようにしましょう。
間違った内容を書いてしまうと、審査に落ちるまではいかなくても、審査結果の回答まで時間がかかったり再送を依頼されたりしますので、よく確認しておくべきですね。
また、仮審査・本審査ともに審査結果の内容について回答は一切してくれません。
審査落ちの理由は聞きたくなりますが、たとえ連絡しても教えてくれませんので、やめておきましょう。
そして、自宅に専用ローンカードが到着すれば、台紙に書かれた電話番号に連絡することを忘れないでください。
連絡しなければ利用できる状態になりません。
以上のようにゆうちょ銀行カードローン「したく」は、申し込みから流れまで特別難しい内容ではありません。
ただ、申し込みから借入まで時間がかかってしまう点はマイナス。
おおよそ1週間~2週間程度は覚悟しておくべきでしょう。
さらに、在籍確認等の失敗で審査がスムーズに進まなければ、借入まで期間はさらに延びてしまいます。
正直、即日融資を希望している人には、向いている商品ではないでしょう。
意外と知らないゆうちょでのキャッシング方法
ゆうちょ銀行でもキャッシングができるということをご存じない方は少なくありませんが、都市部や地方限らずに全国的にあるゆうちょ銀行でキャッシングできるということはある意味メリットと言えます。
ではどのようにキャッシングするのかということですが、まずゆうちょ銀行でキャッシングをするにあたり今お持ちの預貯金の引き出し用カードではキャッシングはできません。
別途、近くの郵便局の窓口に出向きクレジット機能が付いているゆうちょカードを発行する必要があります。
その手続きの流れとしては、郵便局の窓口で申し込みを願い出ていただき、通帳、身分証、印鑑を持参して必要書類を揃えます。
その後、今使っているゆうちょカードは廃止ということになりその手続きに2週間ほどかかります。
カードが廃止ということになりますので、預貯金を引き出す場合は通帳は必ず持って行くことになります。
そして、クレジット機能付きのゆうちょカードですがこれにも審査があります。
無事審査が通るとクレジット機能が使えるということです。
ゆうちょ銀行の返済方法には2つあります。1つは元金と利息を一括して支払う方法の一括払いともう1つは毎月一定額の返済を完済まで続けるリボ払いです。
ゆうちょ銀行は全国でも見つけやすく、またゆうちょ銀行ならアルバイト、パート、年金受給者も借り入れ可能なのでいざという時のために作っておくと安心ですね。
ゆうちょ銀行の金利と借入限度額はどのくらい?
ゆうちょ銀行カードローン「したく」の借入限度額は、10万円~500万円です。
カードローンの借入限度額としては、特に高くも低くもありません。
また、銀行のカードローンは、貸金業法の総量規制対象外のメリットがあります。
貸金業法の総量規制は、通称「サラ金規制」と呼ばれており、消費者金融や信販会社等を対象に制限をくわえた法律で、年収の1/3以上の融資は禁止です。
しかし、銀行のカードローンは総量規制対象外で、借入金額は多くなるかもしれません。
ただし、2017年以降、銀行の過剰貸付を問題視した金融庁が指導を始め、おおむね年収の1/3以下の融資しか受けづらくなっています。
ゆうちょ銀行カードローン「したく」は、初回の利用限度額は300万円の制限があります。
それ以上の金額を借りる必要がある人は、別の貸金業者を検討しましょう。
さらに、50万円以上の金額を借りたい場合は、所得確認資料の提出が必須です。
また、ゆうちょ銀行カードローン「したく」の金利は、年7.0%~14.9%です。
注目は上限金利の14.9%。
大手消費者金融の上限金利は軒並み18.0%前後なので、比較すると低いでしょう。
しかし、銀行のカードローンと比べるといたって普通です。
また、約定返済日に遅れると遅延損害金が発生します。
遅延損害金=年19.5%
本来の金利よりも高い金利が適用されますので、返済に遅れないようにしましょう。
ゆうちょ銀行でお金を借りた場合の返済方法は?返済期間はどのくらい?
ゆうちょ銀行カードローン「したく」の返済方法は、ATM返済です。
専用ローンカードをATMに挿入して返済することができます。
返済対応ATMは、以下のとおりです。
- ゆうちょ銀行・郵便局
- スルガ銀行
- イーネット
- セブン銀行
- タウンネットワークサービス
- イオン銀行
ゆうちょ銀行は全国規模ですし、コンビニATMのイーネットやセブン銀行も全国規模のため、返済ATMを探すことに困ることはないのではないでしょうか。
たくさん借りなければ約定返済額は少額ですむため、返済計画を立てておくべきですね。
自身が返済できる範囲で借りなければ、返済不能におちいることは珍しくありません。
返済するために新たに借金していてはキリがないので、よく考えておきましょう。
毎月の約定返済額はどのくらい?
ゆうちょ銀行の返済は残高スライドリボルビング払いで、借入残高によって金額が変動します。
返済時の利用残高 | 毎月の約定返済額 |
---|---|
10万円以下 | 3千円以上 |
10万円超20万円以下 | 6千円以上 |
20万円超30万円以下 | 9千円以上 |
30万円超40万円以下 | 1万2千円以上 |
40万円超50万円以下 | 1万5千円以上 |
50万円超100万円以下 | 2万円以上 |
100万円超150万円以下 | 3万円以上 |
150万円超200万円以下 | 4万円以上 |
200万円超250万円以下 | 5万円以上 |
250万円超300万円以下 | 6万円以上 |
300万円超350万円以下 | 7万円以上 |
350万円超400万円以下 | 8万円以上 |
400万円超450万円以下 | 9万円以上 |
450万円超500万円以下 | 10万円以上 |
※スマホでご覧の方は横スクロールできます。
返済期日は毎月1日(銀行休業日は翌営業日)、毎月20日~翌月1日までの期間に返済しなければなりません。
返済に遅れてしまうと、信用情報機関に遅延の履歴が残ってしまいます。
遅延の履歴が残っている人は、新たにローンを組むときに不利になり、審査に落ちる原因になります。
また、信用情報機関の情報は一定期間経過すれば削除されますが、銀行や保証会社の社内履歴には残ってしまう可能性はあるでしょう。
何度もしつこくなりますが、返済計画はきちんと立てるべきですね。
ゆうちょ銀行でお金を借りることのメリット・デメリット!
際立った特徴はありませんが、ゆうちょ銀行とスルガ銀行提供のカードローンということで、安心感はあるのではないでしょうか。
ゆうちょ銀行のATMはもちろんですが、提携ATMでも利用が可能です。
また大きなポイントとして大手銀行であるみずほなどは利用可能ですが、加えてろうきんやJAバンクのATMでも利用が可能となっています。
金利や限度額もそれなりで、決して悪い商品ではありません。
率直な評価としては、可もなく不可もなくといったところです。
しかし、審査結果の回答に時間がかかったり、融資速度が遅い点はデメリットです。
最近は即日審査・即日融資が当たり前になってきている状況で、いざというときに間に合わないかもしれません。
また、大手消費者金融のような無利息期間サービスの提供もないですね。
したがって、特に慌てていないもののカードローンの審査に通って専用ローンカードを一枚持っておきたい人は、検討してみてはいかがでしょうか。
逆に金欠で慌てている場合は、大手消費者金融等を中心に審査に申し込みすることをおすすめします。
急ぎの即日融資には消費者金融がおすすめ
※ランキングは、当サイトのクリック数や申し込み数などをもとに決定しております。
22時までに契約を完了することで24時間、土日も銀行振込可能です(金融機関・申し込みの時間帯によっては利用不可な場合もあります。)
また、確実に契約時間に間に合わせたい場合もWEBで申し込みを済ませてから、21時までに全国どこにでもある自動契約機「むじんくん」を利用すれば、*最短20分でお金を借りることができます。*お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
人気指数 | |
---|---|
限度額 | 1万円~800万円 |
金利 | 3.0%~18.0% |
即日融資 | ◎ |
無利息期間 | 最大30日間 |
※無利息サービスは初めての方のみとなります。
駅前に必ずある店頭なら平日10~18時まで、自動契約機なら土日・祝日・夜間も9~21時まで(※契約機によって営業時間は異なります)、最短30分でカード発行前でも即日融資が可能。急な出費にも迅速に対応してくれます。
初回限定の最大30日間無利息サービス(※メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。)や女性専用キャッシングなど、利用者にはうれしいサービスを実施しているのもプロミスの特徴です。
人気指数 | |
---|---|
限度額 | 1万円~500万円 |
金利 | 4.5%~17.8% |
即日融資 | ◎ |
無利息期間 | 最大30日間 ※無利息サービスは初めての方のみとなります。 |
・全銀システム稼働時間拡大に伴い、2018年10月15日より原則24時間最短3分で振込可能となりました。
人気指数 | |
---|---|
限度額 | 1万円~800万円 |
実質年率 | 3.0%~18.0% |
即日融資 | ◯※ |
無利息期間 | × |
※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。