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質屋は買取以外のこともやっている!?
買取だけじゃない!質屋を貴方は正しく知っていますか?
昔ながらの商店街や、個人商店が立ち並ぶ通りなどで見かけることのできる質屋。
現代人にとってはそれほど身近なお店ではない、というのが正直なところでしょう。
けれども、最近ではフリーマーケットやオークション取引が賑やかなことでわかるように、一般の人々の間でのリユース品に対する抵抗が薄くなっている傾向が見られます。
そのリユース品に対する需要の高まりを受けて、再び質屋もその存在が再び見直されてきています。
ただ、その場合の質屋での役割は商品の買取がほとんどでしょう。
ブランド品のカバンやアクセサリ、時計などを買い取ってもらいお金を得る店…最近の方々には質屋はそういったイメージが強いのではないでしょうか。
けれども質屋とは本来は、「手持ちの品物を担保にして=質に入れて、お金を代わりに融資してもらう」「融資したお金を返済したら品物を返してもらう」取引こそが、そもそもの業態でした。
それではここからは、知っているようで意外と知らない質屋について、ひととおり説明していきましょう。
「質屋」の成り立ちと現代までの変遷
日本での質屋の始まりは意外と古く、鎌倉時代にまでさかのぼります。
鎌倉時代は、貨幣経済が世間へ浸透し始めた時代です。
お金がなければモノを得ることができないとなると、人々にはなんらかの形でお金を得る必要が生まれます。
その手段として手持ちの品物を担保にしてお金を代わりに融資してもらう方法が生まれ、今に至るまでつづく質屋の商売の原型となったのです。
時代を経るとともにこの手段は特に庶民の間で浸透していき、物をお金で売買する当時の経済の礎のひとつになりました。
質屋は、八百屋や万屋といった商店同様に庶民のあいだに親しみ深いお店となったのです。
いわば、今の銀行の役割を果たしていたともいえます。
そうして最初期の役割を保ったまま現代に至るまで長い間にわたって人々の生活に身近な存在でありつづけた質屋でしたが、1970年代に入ると無担保でお金の融資を行う消費者金融が登場すると、次第にその影響により衰退を余儀なくされました。
昔ながらの質屋はどこか「古い」イメージで捉えられ、一般の人々からは遠い存在となっていったのです。
ところが、バブル崩壊やリーマンショックなどの数々の経済的な危機を経ると、再び質屋に脚光が当たり出してきました。
それは質屋の始まった鎌倉時代から一貫して変わらない、「担保を取ってお金を融資する」という変わらない姿勢に基づく堅実さや、質屋で設定している貸出利率そのものはそれほど強く経済の影響を受けるものではなかったという側面が再評価されてきたのでしょう。
そして加えてリサイクル意識の浸透も影響し、質屋の存在価値がまた人々のあいだで高まりつつあるのです。
「質屋」の仕組み
質屋の取引の仕組みは今も昔も変わらず、自分の品物を質屋に預けてその対価でお金を受け取り、返済するまで品物は質屋で担保として預かる、というものです。
現代では中古品買取業者と混同されたり、また同時に買取の営業をしている質屋もあるため間違われることもあるようですが、本来は品物は一時預かりで「融資したお金の代償」であり、いずれは返してもらうのがあくまでも前提です。
そして定められた期間内にお金を返済できない場合には、そのとき初めて預けた品物は質屋のものとなります。
これが「質流れ」です。
質流れとなった商品の所有権は質屋に移り、多くは取引先へ商品を売却して、自社の利益を確保します。
質屋でお金を借りたい!どうすれば良いのかをやさしく解説
では、具体的に質屋でお金を借りる場合にはどうすれば良いかについて、そのフローを確認していきましょう。
品物の査定と契約まで
まず、お金を得るために預けたい品物を質屋へ持参します。
多くは店頭でそのまま査定が行われ、早ければ30分程度で査定結果が出ることがありますが、商品によっては翌日以降に持ち越されることもあります。
査定金額は「この金額まで貸し出せる」上限の金額が提示されます。
必ずしもその金額を借りなければいけないということはなく、必要な分だけ借りることができます。
査定金額を了承したら、契約の手続きに入ります。
住所や氏名等所定の事項を契約用紙に記入し、運転免許証やパスポートなどの個人証明書類で本人確認がなされます。
その後問題がなければその場で品物は質屋に預けられ、契約で交わした現金もまたその場で手渡しされます。
その際、品物を質屋が預かっている証明として「質札」が利用者に渡されます。
これは完済後に品物を受け取るときや、借入期限を延長する場合にも必要となりますので、大事に保管しておかなければいけません。
融資条件
質屋により異なる場合はありますが、多くは質屋では完済までの借入期限は3ヶ月内とされています。
利息は質屋では質料とも呼ばれ、一ヶ月単位の利息で表します。
貸出金額によって利息は変動します。
3ヶ月以内に元金と利息を支払った時点で預かった品物は質屋より返却され、契約は完了となります。
なお、3ヶ月以内に返済できない場合でも利息を引き続き支払うことで継続して品物を預かってもらうこともできますので、質屋で条件を事前に良く確認しておくと良いでしょう。
買取という選択肢
最近の時勢を踏まえて、質屋でも買取は普通に行われるようになってきました。
査定そのものは無料ですし、必ず買い取ってもらわないといけないわけでもないので、品物が必要ないのであれば買取前提で質屋へ行くのも問題ありません。
質屋はその歴史も長いですし、中古品の取り扱いのプロフェッショナルです。
リサイクルショップへ行くよりも納得できる確かな査定を受けられる可能性は高いといえます。
質草として預けられるもの、預けられないもの
金額はともかくほとんど何でも買い取ってくれるリサイクルショップとは違い、質屋では預かることのできる品物の種類は限られています。
質流れとなった場合、確実に換金できる商品性がなければ、店側が預かるだけの損となってしまうので、それは営業形態上仕方のないことです。
質草として代表的なものはいわゆる高級ブランドのカバンや時計、アクセサリといった長期間評価価格が変動しにくいものです。
他にも骨董品やカメラなど専門性の高いものも店によっては質草になることもありますので、その質屋で取扱いがある分野の商品かを確認した上で店を訪れると良いでしょう。
しっかり比較!金融機関での融資との違いをチェック
今では消費者金融などの金融業者からお金を借りるという手段のほうがメジャーです。
しかし、これらの業者と質屋はどういった点が違うのかについて、ひとづずつ確認していきましょう。
契約時の違い
契約時、質屋は基本的に来店してその場で現金を受け取る、という対面商売です。
対して金融機関の場合には、来店での契約の他に電話やネット、郵送といったさまざまな手段での契約が可能です。
これは質屋が「対質草=担保」ありきでの融資であるのに対し、金融機関は「対個人の信頼性=無担保」で融資を行うためです。
質屋での取引時には20歳以上の条件がつき、免許証などでの本人確認は必要ですが、金融機関での融資の申込のときのように、年収や就業形態などを事細かに聞かれることはありません。
質屋では返済できなければ品物を自社のものとすればそれで損をすることはないように借入金額を設定しているので、貸し出した相手本人を精査する必要はないのです。
融資条件の違い
質屋と金融機関、両方で融資を検討するときにもっとも注意しなければならないのは、利息についてです。
質屋は基本的に月利でその利息を表しますが、金融機関では年利での表記が通例です。
そのため広告などで単純にその数字の見た目だけで比較してはいけません。
たとえば質屋で月利が8.0%と表記されていたとしたら、その年利は96%にもなります。
消費者金融での年利は高くとも18.0%前後ですから、単純に比較するとその金利差は圧倒的で比べるまでもないほどです。
また、質屋では金融機関のように利息の日割り計算は行われていません。
借り入れたその翌日にたとえ返済したとしても、質屋では一ヶ月分の利息を請求されます。
これらを踏まえると、質屋で融資を受ける場合には短期間での完済をできるだけすべきだということがわかると思います。
お金になりそうな商品が手元にある、けれど短期の返済は難しいというのなら質屋で買取を行ってもらったほうが良いでしょう。
質屋でお金を借りるときに必ず注意すべき点とは
先に書いたとおり、質屋の利息は貸出金額により変動するものの、消費者金融に比べると大変高いものです。
そのため利用する際には短期での完済が確実である場合でないと、膨大な利息に追われることになりかねません。
冠婚葬祭や病院代などやむにやまれぬ時限の決まった出費に対して、ひとまずお金を用意せねばならないというときに、質草に相当する商品さえあれば迅速に現金が手に入れられる質屋は利用価値のある手段です。
あるいは買取で手早く現金を得るという使い方も今では有効です。
また、質屋での借り入れは信用情報機関にその履歴が残りませんので、他に金融機関からの借り入れがあり借入先を増やしたくないときには質屋を使うというのもひとつの方法になり得ます。
金融機関、質屋、それぞれ融資には違った特長があります。
ですから、融資が必要となったときにどちらを選択するのがふさわしいかをちゃんと見極められるあめに事前に知識をきちんと蓄えておくと、いざというときにきっと役に立ってくれることでしょう。
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