事業資金を調達する手段の一つにビジネスローンがあります。
銀行からの資金調達が困難な個人事業主や零細企業でもお金を借りることができるローンとして広く普及していますが、有効に利用するためにはどういった点に気を付けるべきでしょうか?
目次
事業資金の調達どうしていますか?事業に活用できるローンがあります!
事業資金の調達方法と聞いてすぐに思い浮かぶのは公的融資や銀行からの融資ではないでしょうか?
公的融資や銀行融資には、
- 低い金利で利用できる
- 比較的大きな金額を借りることができる
というメリットがあります。
しかし、その一方で
- 審査が厳しく、ヒアリングや面談を要する
- 融資までに数週間~1ヶ月以上の時間がかかる
- 提出書類が非常に多い
など、借り入れの条件が厳しい、資金が必要になったときにすぐ借りることが難しいといったデメリットがあります。
それでも、安定したキャッシュフローを維持している企業ならこうした制度を利用して資金を調達するのも困難ではありませんが、豊富な実績を持たない個人事業主や零細企業にとって公的融資や銀行融資は少々ハードルが高いといえます。
とはいえ、個人事業主や零細企業も事業を営んでいれば資金が必要になる場面はいくらでもあるでしょう。
そんな時には、ビジネスローンの利用を検討してみてもいいかもしれません。
ビジネスローンとは、銀行やノンバンクが主に個人事業主や零細企業に向けて提供している事業資金専用ローンのことをいいます。
ビジネスローンにはどんな特徴がある?メリット、デメリットは?
ビジネスローンを利用する場合のメリットやデメリットについて考えてみましょう。
1.ビジネスローンのメリットとは?
ビジネスローンには以下のようなメリットがあります。
- 審査がスピーディで利便性が高いこと
- 事業性資金であれば資金使途を問われない
- 無担保・無保証人で利用できる
ビジネスローンのメリットは、まず何といっても審査が迅速なことです。
公的融資や銀行融資は審査に数週間程度かかるため急ぎの資金として利用することが難しいですが、ビジネスローンなら数時間から長くとも数日で融資が実行されますから、急な資金繰りにも充分対応できます。
またカードローンと同じように、ATMなどを利用して資金を引き出すことができるという利便性の高さも見逃せないポイントです。
次に、制度融資や銀行融資では資金使途を明確にすることが要求されますが、ビジネスローンは事業性資金であれば特に資金使途を問われません。
設備投資に利用することもできれば、従業員の給与に充てることもできるという自由度の高さはビジネスローンの大きな魅力だといえます。
そしてビジネスローンは銀行融資などと異なり、無担保・無保証人で利用できます。
担保となるような有利な物件や借金を保証してくれる有力な保証人がなくても自分の信用だけで資金を調達できる点がビジネスローンのメリットだといえます。
2.ビジネスローンにもデメリットはある?
個人事業主や零細企業が事業資金を調達する手段として大変重宝しそうなビジネスローンですが、
- 金利が高い
- 融資額が小さい
というデメリットがあります。
担保や保証人が不要であるということは金融機関にとって貸し倒れリスクが大きくなりますから、どうしても金利は高く設定されます。
従って、ビジネスローンは短期間で返済が可能な場合につなぎ資金として利用するのが望ましいといえます。
もう少し時間にゆとりをもって返済したいという場合は、多少の手間や時間がかかったとしても金利の低いローンを利用すべきです。
ビジネスローンの多くは、事業用資金とはいっても借り入れ限度額が数百万円以内と比較的少額であるケースがほとんどですから、希望する金額に対応できない場合もあると知っておきましょう。
また、利用者の返済能力や事業の規模などによっては借り入れ希望金額よりも少ない額しか融資してもらえないといったこともありますので注意が必要です。
ビジネスローンを選ぶ基準や注意点、おすすめの活用方法について
では、ビジネスローンは何を基準に選択し、どのような点に注意するべきでしょうか?
ビジネスローンを選ぶポイントはいくつかありますが、
- 借入限度額はいくらか
- 適用金利はどのくらいか
- 融資までにかかる時間はどのくらいか
に関しては特にしっかりと把握しておきたいものです。
一口にビジネスローンといっても、金融機関によって借入限度額は300万円程度~1,000万円程度と大きく異なります。
もちろん希望するだけの金額が必ず借りられるとは限りませんが、必要な金額を全く満たせない商品ではわざわざ手間をかけて申し込みをする意味も薄れてしまいます。
また、事業資金の借り入れは、個人がカードローンを利用する場合よりは金額が大きくなります。
ビジネスローンの金利は公的融資や銀行融資と比べて高いので、借入金額に対してどの程度の金利が適用されるのかはしっかり確認しておきましょう。
さらに、申し込みから融資までにどのくらいの時間がかかるのかも大きなポイントだといえます。
ビジネスローンの大きなメリットの1つは融資までの時間が短いことだからです。
急に資金が必要になった、というような場合でも即日融資が可能な商品を選べば対応が可能です。
その他、ビジネスローンは利用する金融機関によってすこしずつ特徴が異なることも知っておくとよいでしょう。
1.銀行ビジネスローン
借入可能金額が大きく、金利が低い(2%台~)のが特徴
融資の対象は主に法人で、2~3期分の決算書を提出する必要がある
2.消費者金融ビジネスローン
借入金額は300万円程度。事業性資金としては大きくないため、主に個人事業主を対象としている
カードローンとほとんど金利は変わらない(上限金利18%程度)
3.信販会社・その他貸金業者のビジネスローン
借入可能金額は金融機関によって300万円程度~1,000万円程度と幅がある
金利は消費者金融とほぼ同程度(上限金利18%程度)
通常、ビジネスローンといえば信販会社・その他の貸金業者が取り扱っている商品を指すケースが多いです。
大手消費者金融が取り扱うビジネスローンは、事業資金としてだけでなく生活資金としても利用できるようになっており、どちらかといえば「事業者向けのカードローン」といったカテゴリーに分類されるともいえます。
ただ、いずれにしてもビジネスローンは公的融資や銀行融資などと比べると金利がかなり高いですから、大きな金額の融資や長期的な融資として利用するには向いていません。
あくまでもつなぎ融資として利用するべき性質のものだと認識しておくべきです。
ビジネスローンの申し込みから審査、返済までを解説!
ビジネスローンの申し込みや審査、返済はどのような流れになっているのでしょうか?
ビジネスローンの申し込みの流れについて
- 各金融機関のホームページに用意されているフォームに必要事項を入力して申し込みをします。
- 申し込みフォームの内容をもとに仮審査が行われます。仮審査に通過すれば担当者から連絡が入り、本審査へと進みます。
- 本審査に入る際に必要書類を提出します。書類はすぐに準備できないものもあるため、申し込みをする段階でどのような書類が必要になるかあらかじめ調べておき、スムーズに本審査に進めるようにしておきましょう。
- 本審査に無事通過すれば契約へと進みます。金融機関によっては直接来店して契約を交わす必要があります。そうしたことも事前によく確認しておきたいものです。
必要書類について
ビジネスローンに申し込みをする際にどのような書類を準備すればよいか迷う方が多くいます。
どの金融機関のビジネスローンに申し込みをする場合でも必要になるのは
- 本人確認書類(運転免許証、パスポート、住基カードなど)
- 決算書・確定申告書(法人の場合は決算書、個人事業主の場合は確定申告書)
でしょう。
それ以外の書類は申し込む金融機関によって異なってきますが、一般的には
- 印鑑証明書
- 登記事項証明書
- 事業計画書
などの提出を求められることが多いです。
先にも触れましたが、必要書類の中には準備できるまでに時間がかかるものもありますし、決算書や確定申告書など何期分必要なのか金融機関によって異なる書類もあります。
いざ書類を提出する段階になってから慌てることがないように、余裕をもって用意しておきましょう。
ビジネスローンの審査のポイントは?
ビジネスローンの審査は、カードローンと同じようにスコアリング審査が行われ、申込者本人の情報、会社や事業自体除法の双方が調査されます。
また、信用情報機関に照会をして信用情報に問題がないか確認する点などもカードローンと同様です。
申込者本人の審査
申込者本人の審査はカードローンの審査と同じように行われますので、年収や家族構成、他社からの借り入れ状況、といった点がチェックされます。
会社・事業内容の審査
会社・事業内容の審査では、
- 事業内容に問題はないか
- 業績が安定しているかどうか
- 事業歴がそれなりにあるか
- 債務超過や未納になっている税金がないか
などを調査されます。
また、申込者本人の審査と同様、信用情報機関には法人のデータも集められていますから、当然そちらもチェックされます。
ビジネスローンの返済について
個人事業主や零細企業にとって、急な資金調達にも対応できるビジネスローンは大変便利な商品ですが、ネックは高金利であることです。
あくまでも短期の利用が基本だということを忘れないようにして、資金繰りが一段落したら優先的に返済を行うようにしましょう。
多くのビジネスローンは口座引き落としによる返済を採用していますが、それでは借入残高はなかなか減りませんので、余裕があれば積極的に繰り上げ返済をしてください。
商品の性質をよく理解して、利便性の高いビジネスローンを上手に使いこなしたいですね。
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