金融機関のカードローンでお金を借りたり、クレジットカードを作る際には必ず審査があり、この審査に通過しなければローンやクレカを利用することは一切できません。
年収が少ない、勤務年数が短いなど審査に落ちてしまう要因には様々なものがありますが、高収入であったり、比較的審査に通りやすい消費者金融に申し込んでもなぜか審査に通らないという方もいます。
このように、どこの審査にもなかなか通らないという場合、「ブラックリスト」に載っている可能性が考えられます。
ブラックリストとはどのようなものなのか、そして何が要因となるのか考えてみましょう。
目次
ブラックリストとは
「ブラックリスト」と聞くと、何か問題のある人の名前がズラリと掲載されているようなイメージがありますが、実際にはそのような名簿が作成されているわけではありません。
日本にはCIC、JICC、JBAという3つの個人信用情報機関があります。
ここでは、氏名や年齢、性別、生年月日、住所、職業や年収といった基本的な属性情報、クレカやローンの契約状況や返済履歴などの個人信用情報が掲載されています。
もちろん返済が滞った場合や破産、債務整理といった情報も登録されており、「ブラックリスト」に載るとは、こうした事故情報や延滞情報が登録された状態のことを指しています。
このブラックリストに載ってしまうと、信用能力がないと判断され、様々な行為が制限されてしまいます。
キャッシングや新規のクレジットカードも発行できなくなり、自動車ローンや住宅ローンなどの各種借入もブラックリストに載っている一定の期間は利用することができません。
一度ブラックに登録されてしまうと、例えその要因を解消できたとしても暫くの間は登録が残りお金を借りることが難しくなります。
ブラックになった原因や信用情報機関によっても登録期間は異なりますが、5年~10年程は審査に通らず借入などが一切できないというケースも少なくありません。
将来的に住宅や自動車を購入したり、海外旅行に行くためにクレカを作りたいという時に過去のブラック登録が影響してしまう可能性もあるのです。
ここに登録されている情報は各金融機関と共有されており、審査の際に返済能力の有無や信用力があるかを判断するために利用されています。
「この消費者金融のローンには落ちたけど、別の金融機関なら大丈夫かも!」と色々なローンに申し込んだとしても、ブラック状態であればどの金融機関からもその情報は分かります。
審査基準は金融機関によって多少の違いはありますが、ブラックリストに載っている人には貸出はできないというのはどの金融機関でも基本中の基本です。
どんなに年収が高かったり、大企業に勤務していたとしても、ブラック登録があるだけで審査は否決という判断が下されます。
更に、数を撃てば当たるのではないかと複数の借入を申し込んだ場合、多重申込みをしたことも記録として残ってしまうので手当たり次第に申し込みをするのも避けた方が良いでしょう。
延滞でブラック入り!少しでも延滞したらダメなの?
ブラックリストに載る要因には様々なものがありますが、最も身近な要因は延滞ではないでしょうか。
借入をしている方の大半は、毎月きちんと返済日を守って完済に向けてコツコツと返しています。
しかし、そんな方でもうっかり残高不足になってしまい数日返済が遅れてしまう可能性も十分にあり得ます。
「今まで何年も真面目に返してきたのに、今月に限って延滞してしまったからブラックに登録されるのでは…」と不安になってしまいますが、数日の延滞が1回あっただけではブラックリストには載らないので安心して下さい。
延滞してブラックリストに掲載されるボーダーラインの目安は2~3ヶ月です。
返済日より61日以上または3ヶ月以上の支払の遅延(延滞)は事故情報として登録されてしまいますので、気をつけなければなりません。
ただし、2ヶ月未満の延滞なら信用情報に全く問題がないのかというと、必ずしもそうとは限りません。
短期間の支払い遅延でも、何度も繰り返していると「信頼を著しく損ねる契約不履行」があるとしてブラック入りしてしまう可能性が高くなります。
「数日なら大丈夫!」と気楽に考えず、やはり返済日は毎月守り、地道にきちんと返して行くことがブラック入りを回避するための一番の秘訣です。
他にもまだある!ブラックリストに載る要因!
もちろん、ブラックリストに載る理由は延滞だけではありません。
代表的な例をいくつか見ていきましょう。
代位弁済
保証会社が保証契約に基づいて行う代位弁済も金融事故の一つです。
現在、金融機関でローンなどを利用する場合には保証会社を付けるよう求められることが一般的です。
保証会社付きの借入の場合、延滞が長期間に渡ってしまうと、最終的には債務者の代わりに保証会社が金融機関に一括返済を行います。
この代弁によって金融機関への債務はなくなりますが、今度は保証会社に対する債務を返済していかなければなりません。
強制解約
保証人や保証会社を付けないクレジットカードやカードローンのキャッシングなどの場合は、金融機関側から契約を強制的に解約します。
この場合も、代弁と同じく事故情報として登録されるのでブラックリスト入りすることになります。
債務整理が行われた場合
返済が行き詰まってどうしようもなくなった時、法的な手続きを行うことで借金を減額したり、ゼロにすることができます。
具体的には民事再生・自己破産・任意整理・特定調停・個人再生などが挙げられます。
これらも全てブラックリストに掲載される要因です。
ちなみに、かつては過払い金請求を行った場合も信用情報に記載されていましたが、平成22年4月より過払い金は対象外となりました。
携帯端末料金の滞納
ブラック入りを回避するためにはローンやキャッシング関連の取引に気をつけていれば大丈夫と思ってしまいがちですが、意外な盲点となるのが携帯端末の分割払いです。
実は携帯端末の分割払いも信用情報機関に支払い状況が登録され、3ヶ月以上滞納するとブラック入りする要因となるのです。
スマートフォンをはじめとする携帯電話の端末代金はとても高額になっており、契約時に一括で支払うよりも分割払いにして負担を抑えているという人も多いのではないでしょうか。
しかし、月々の利用料と併せて支払っているということに加え、金融機関ではなく携帯ショップで契約するということもあり、あまり分割払いをしていることを自覚していない方も多く、端末代金の滞納が要因でブラック入りした人の数は年々増加しています。
審査に通らない時はブラックリスト入りを疑ってみて!気になる人は開示請求もできます
「年収も十分にあるのに審査に落ちた」
「さまざまな審査に落ち続けている…」
このような場合は、ブラックリストに載っている可能性があります。
もしかして…と思った場合は、「信用情報開示制度」を利用してブラックリストに載っているかどうかを自分で確認することもできます。
なぜ審査に通らないのか金融機関やカード会社に問い合わせをしても教えてくれることはありませんので、気になる方は自分で開示請求をしてみるというのも一つの手です。
一度ブラックリストに載ってしまうと、事故情報の登録が消えるまでには相当な期間を要します。
その間は借入やクレカの発行などもできなくなり、様々な行動が制限されてしまいます。
代弁や債務整理などに気をつけなければならないのはもちろんですが、延滞や携帯端末代金の支払いなど身近なところにもブラック入りに繋がる要因は多数あります。
日頃からきちんと返済を行い、ローンやクレジットカードと上手く付き合っていくことが大切です。
銀行カードローンと異なる審査基準
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