はじめてお金を借りるときは「ほんの少しだけ」と軽い気持ちになりがちですが、一度借金をすれば何度もお金を借りてしまうことがよくあります。
そうして、一社のカードローンの限度額を迎えて、新たにお金を借りるために二社・三社と増えていくことで、多重債務者になってしまっている人は少なくありません。
しかし、突然お金が必要になってしまうことはあります。
しかも返済に追われてお金を貯めることすらできていない状況の場合、どうにかしてお金を作らなければならないでしょう。
そこで、他のカードローン会社の審査を受けて、新しくお金を借りられないだろうか、と検討しているかもしれません。
世間では、多重債務者は新たにお金を借りることは厳しいように言われていますが、実際のところはどうなっているのでしょうか。
このページでは、多重債務者の方が新たにお金を借りることができるのか、知っておくべき情報をわかりやすく徹底的に解説していきます。
目次
- 1 多重債務者はもうお金を借りられない!?実は全員が当てはまるわけではない!
- 2 多重債務者は消費者金融でお金を借りられる?貸金業法の総量規制がポイント!
- 3 多重債務者は銀行カードローンが利用できる?近年は金融庁が厳しく指導していて無理!?
- 4 多重債務の貴方が借入を申し込む前に・注意しておくべきこと、避けるべきこととは
- 5 多重債務者は借金をまとめるしかない!?おまとめローンは貸金業法の総量規制対象外!
- 6 多重債務者が新たにお金を借りることは厳しくなってきた!でも可能性は充分にあります!
- 7 借入件数がまだ1~2件の場合は借り入れも可能です
- 8 借金を整理するなら無料電話、無料チャット相談のある弁護士事務所へ
多重債務者はもうお金を借りられない!?実は全員が当てはまるわけではない!
多重債務者は新たに貸金業者などでお金を借りることはできないように言われていますが、全員に当てはまるわけではありません。
というのも、多重債務者は審査に通してはいけないと法律で決めていませんし、カードローン会社によってその対応は異なっています。
しかし、審査に落ちる人が多いことは事実ですし、そう言われている理由もあります。
以下に、多重債務者がお金を借りられないと言われている理由を挙げてみました。
- 返済先が多く収入に対して返済能力が低い
- 返済遅延・滞納で信用情報がブラック
- 貸金業法の総量規制に抵触している人
複数の返済先があれば毎月の返済額は大きくなるため、それに見合った収入を得ていない人は、新たに審査を受けたところで返済能力不足と判断されてしまうでしょう。
カードローン会社は、返済能力不足の人に融資をすれば貸し倒れリスクが高くなります。
お金を返せない可能性が高い人に貸付するカードローン会社はまずありません。
もちろん過去または現在進行形で返済遅延・返済滞納をしている人は、個人信用情報機関※にブラックとして記録され、上記同様に返せない可能性が高い人と判断されてしまいます。
※個人信用情報機関とは、CIC/JICC/全銀協の3機関のことで、個人の信用情報(個人情報・借入状況・返済状況・債務整理の有無など)を取り扱っています。
また、消費者金融・信販会社は貸金業法という法律で制限を受けています。
貸金業法は総量規制を設けており、具体的に年収の1/3以上の貸付は禁止していますので、他社含め該当の金額を借りている人は審査に通ることはありません。
貸金業法は他にも制限があり、有名なところでは収入がない方(専業主婦や無職)に対して融資を禁止していることを挙げることができるでしょう。
以上に説明してきましたように、多重債務者が新たにお金を借りられない、と言われている理由はありました。
しかし、かならずしも多重債務者の全員が当てはまるわけではないです。
次項から各金融機関についてより詳細に解説していきましょう!
多重債務者は消費者金融でお金を借りられる?貸金業法の総量規制がポイント!
多重債務者の方が最初に借入先を考えるとすれば、まずは消費者金融ではないでしょうか。
というのも、消費者金融は一般的に審査のハードルがあまり高くないと言われています。
また、大手消費者金融は無理でも中小消費者金融を選べば可能性はあると考えるでしょう。
一部の中小消費者金融では、「独自の審査方式」を採用しており、個人信用情報機関の情報をそこまで重要視しないケースもあります。
たとえば、明言まではしていなくても「債務整理者でも可能」といった口コミが流れているところもよくあります。
しかし、勘違いしないで欲しいことは、中小消費者金融は法律に反した闇金融ではないことです。
中小消費者金融でも大手消費者金融と同じく、貸金業法の総量規制の制限を受けてしまいます。
前項で貸金業法の総量規制について触れましたが、もう一度おさらいしておきましょう。
貸金業法の総量規制とは、消費者金融が顧客に対して年収の1/3以上の貸付を行ってはいけない法律です。
つまり、独自の審査方式を行っている中小消費者金融でも、法律の壁を破ることはできませんので、規制対象者は審査に申し込みしたところで無駄になってしまいます。
一方、多重債務者の方でも貸金業法の総量規制に抵触していない人は、消費者金融の審査に通る可能性はあります。
もしも自身が総量規制に達しているかよくわからない場合は、消費者金融の公式サイト「簡易診断・3秒診断」などに借入状況を入力すれば、審査申込可能か調べることができます。
ただ、気をつけて欲しいことは、あくまで審査を受けられる資格があるというだけの意味で、多重債務者の方が審査で有利に働くことはなく不利になる可能性の方が高いです。
どうしても返済能力は乏しいと判断されますので、不利になることは仕方ないでしょう。
多重債務者は銀行カードローンが利用できる?近年は金融庁が厳しく指導していて無理!?
消費者金融は貸金業法の総量規制を受けてしまいますが、銀行カードローンは関係ありません。
消費者金融で多重債務に陥っている方は、こちらを検討するべきです。
しかし、銀行カードローンは一般的に消費者金融よりも審査のハードルは高いです。
低金利や借入限度額に魅力はありますが、そのぶん審査は厳しいため、落ちてしまう可能性は高くなってしまいます。
また、銀行は保証会社に消費者金融を立てているところが多いです。
保証会社は、債務者が返済を滞らせた場合に代位弁済を行いますし、銀行に代わって審査をしています。
つまり銀行カードローンは、銀行+消費者金融の審査に通らなければいけませんので、より審査は厳しくなっているのです。
また、保証会社の消費者金融でお金を借りていて、過去に返済や滞納または債務整理を行ったことがあれば、やはり審査に落ちてしまう可能性は高くなってしまいます。
ここまで銀行カードローンは貸金業法の総量規制の制限は受けないと説明してきましたが、最近は金融庁が厳しく指導を始めました。
消費者金融同様に他社含め年収の1/3以上のお金を借りることはほぼ無理でしょう。
このように金融庁は銀行の過剰な貸付を抑制するために厳しくしているため、現実的に多重債務者が審査に通ることはかなり厳しいでしょう。
多重債務者でも借入額が少ないといった人以外は、審査通過は期待できません。
多重債務の貴方が借入を申し込む前に・注意しておくべきこと、避けるべきこととは
「増枠申請」という手段の検討も一手
もし今利用しているローンで延滞など起こしたことがないのであれば、新たにローンを申し込むのではなく、融資額の上限をあげる増枠の申請を行って、お金を融通するという方法もあります。
同時に利用するローンの数を増やすよりも対外的な印象も良いですし、返済日や金利も同一ですので、自己管理のしやすさが見込める点も利点です。
増枠にあたっては審査がありますので、すでに複数の借入を抱えている状態では必ずしも申請が通るとも言い切れませんが、事前に借入先へ連絡を行って増枠可能かをあらかじめ確認してみると良いでしょう。
3社以上からの借入の場合には非常に厳しいが…
既に3社以上から借入を行っている場合には、新たな借入の審査に通るのは難しいといわれています。
同時に複数の借入を抱えている状況というのは、金融業者側からみれば大きなリスクだととらえられるためです。
このときには消費者金融や銀行などいずれの業者に駄目元で当たるのではなく、先に書いたような支援制度を利用するなどの方法を考えたほうが賢明です。
申込履歴そのものが半年ほどはクレジットヒストリーに残るため、また別のところへ時間をおかずに申し込むと「審査落ち」の事実まで明らかになり、審査において大きな不利になってしまうためです。
こういったときにはローンの申込は諦め、先に書いたような公的支援などでお金を融通するなどを考えたほうが良いでしょう。
ただ間違っても、いわゆる闇金業者との取引は行ってはいけません。
その一瞬だけお金を得られて助かったと感じられたとしても、そのあとは法外な利息の返済にも苦慮し、みるみる生活が立ち行かなくなるだけです。
多重債務者は借金をまとめるしかない!?おまとめローンは貸金業法の総量規制対象外!
おそらくここまで閲覧された方は、多重債務の状態では消費者金融にせよ銀行にせよお金を借りることは難しいことを理解していただけたのではないでしょうか。
これでは絶対にお金を借りることはできないと思ったかもしれませんが、借金を一本化する「おまとめローン」は利用できます。
おまとめローンのメリットは、消費者金融でありながら貸金業法の総量規制対象外のところです。
また、審査を受ける人全員が多重債務者のため、普通のカードローンの審査よりはハードルを低めに設定している可能性があります。
以下に、おまとめローンのメリットを示しておきましょう。
- 返済日をまとめられる
- 毎月の約定返済額を減らせる
- 低金利で利用できる可能性がある
- 返済総額を減らせる可能性がある
- 返済回数・返済総額を減らせる可能性がある
おまとめローンは、正確には多重債務者の方が新たにお金を借りるわけではありませんが、毎月の約定返済額を減らすことができれば、そのぶんお金は浮いてきます。
少しでもお金が浮けば貯金につながるかもしれませんし、出費に都合がつくかもしれません。
場合によっては、浮いたお金を繰り上げ返済に活用すれば、返済総額を減らせるでしょう。
このようにおまとめローンはメリットばかりに感じますが、そもそも審査に通らないことはあります。
たとえば、三社以上で借入している方は、審査が不利になると言われています。
また、借入先の返済に遅れたり滞納したりしている方は、個人信用情報機関に記録されていますので、審査に通りづらくなります。
したがって、このままの返済額では返済に遅れてしまうかもしれないと予測できている方は、すぐにでもおまとめローンを検討するべきでしょう。
プロミス、アコム、アイフルといった大手消費者金融を中心におまとめローンや借り換えローンといった金融商品名で提供していますので、審査に申し込みしてみてください。
また、審査の方法は普通のカードローン同様で、これまで各金融機関の審査を受けた経験のある方であれば、特に戸惑うことはないはずです。
多重債務者が新たにお金を借りることは厳しくなってきた!でも可能性は充分にあります!
以上に説明してきましたように、多重債務者の方が新たにお金を借りることは厳しくなりました。
消費者金融は貸金業法の総量規制の影響で年収の1/3以上はお金を借りられませんし、銀行カードローンは金融庁の指導で同じくらい難しくなってきました。
一昔前までは、消費者金融で借りられなくても銀行カードローンで借りられたといったケースはよくありましたが、今後はますます厳しくなっていくのではないでしょうか。
また、場合によっては、銀行に対して総量規制に関する法律を施行する可能性も考えられます。
もちろん多重債務者だからといって消費者金融や銀行の審査に落ちることが確定しているわけではありませんが、そこまで期待は持てません。
したがって、現在の様々な情勢を考慮すれば、新しく借金を重ねるよりは「おまとめローン」を検討するべきではないでしょうか。
とにかく月々の返済額を減らすことができれば、浮いたお金で貯金や生活費に回すことができますので、返済負担を減らすことができます。
そして、予想外にお金が浮けばおまとめローンの繰り上げ返済を活用して、返済回数や返済総額を減らすことに努めるべきでしょう。
そもそも、おまとめローンを契約できるような状態では無いという時は債務整理の検討も考えてみても良いかも知れません。
※チャットだけなら個人情報不要です
また、自分が信用情報ブラックかも知れないから闇金でしか借りられないと思っている方、審査なしを魅力に感じてしまうのならば、大手消費者金融アコムで取り扱っているACマスターカードなら
審査基準が他とは違うので利用できるチャンスがあるかも知れません。
借入件数がまだ1~2件の場合は借り入れも可能です
来店は一切不要、振り込み融資でお金を借りることができます。
WEBの他にも、電話、店頭窓口(大阪難波のみ)から申込可能です。
会社規模は大きいとは言えませんが、大手消費者金融とは違った審査基準で、大手で借り入れができなかった方の救いの手になることでしょう。
人気指数 | |
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限度額 | 5~200万円 |
金利 | 7.30%~18.0% |
即日融資 | ○ |
借金を整理するなら無料電話、無料チャット相談のある弁護士事務所へ
費用も債務先1件あたり着手金2万円と安価(任意整理、闇金業者対応の場合)
安いだけではない債務整理専門を得意としているので経験豊富に対応してもらえます。
出張面談にも対応しているので遠方で来所が難しい方でも、債務整理を諦める必要はありません。
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人気指数 | |
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