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住宅ローンの借り換えをしたほうが良い人
まず、住宅ローンの借り換えをしたほうが良い人は、下記の条件に当てはまる人です。
- 住宅ローンの残高が1,000万円以上の人
- 返済期間が残り10年以上の人
- 金利差1.0%以上の人
とくに、こんな方は、早急に住宅ローンの見直しと借り換えをおすすめします。
- 変動金利で住宅ローンを組んでいる方
- 選択型固定金利のローンがそろそろ満期を迎える方
- ゆとり返済ステップ返済などで住宅ローンを組んでいる方
逆に、上記に該当しない場合は、繰り上げ返済をしたほうがお得になる場合も。
下記のリンク先では、例題に沿って、借り換えと一部繰り上げ返済の比較をしてみましたので、繰り上げ返済をする余力のある方は、こちらも参考にしてみてください。
では、次から借り換えをするための重要ポイントと、金利タイプの選び方、どの住宅ローンを利用するべきかをご紹介していきますね。
借り換え先の銀行は複数社に審査依頼をするのが◎
住宅ローン借り換えのメリットは、低金利な住宅ローンへの借り換えることで毎月の返済額が減ったり、返済完了までの期間を早める効果があることです。
さらに借入銀行を選ぶための時間にも余裕があるので、一番お得になるローンを探すために複数社に審査依頼をして比較し検討することができるのも大きなメリットの1つでしょう。
【住宅ローン借り換え】比較情報(2021年10月適用金利)
詳細情報が表示されます。
借り換えのタイミングは必要と思ったときが吉日
金利は常に変動するものなので、中には「借り換えをしたタイミングで金利が下がり、損をしてしまわないか」と不安に感じている人もいるかとおもいます。
ですが、住宅ローンの借り換えをするタイミングはご自身がそうしようと思った時が一番ベストなタイミングでしょう。
金利が下がるのか、上がるのかは、経済状況が今後どのように動くのかは予測することは非常に困難なためです。
また、金利を気にして借り換えをしないでいることで、急な体調不良による入院、家庭財政事情の悪化などのリスクもありますし、転職をしようか検討しているのであれば、今の仕事に就いているうちに借り換えをしないと、借り換え時の審査に影響を及ぼす可能性もあります。
金利が更に下がるのを待っているのであれば、借り換えをしたほうがお得と考えた時、子どもの教育費や親の介護費が今後の家計を圧迫しそう等、住宅ローンが将来の懐事情を圧迫しないように準備をしたい時など、必要性を感じたときに動いたほうが良いのです。
これから借り換えをする人におすすめの金利プランは?(2021年10月)
住宅ローンの借り換えをするにあたり、金利タイプを変動金利、固定金利のどちらにするか悩みますよね。住宅ローンを選ぶ決め手は「金利が低い」。まずはこれに限ります。
ですが、住宅ローンは通常の買い物とは違って、非常に大きな金額の借金を背負うことになるので、家計が苦しくなる等の万が一のリスクを想定した計画を練る必要があります。
マニプラは、一般の人にとって巨額の借金と今後上手く付き合うためには、どうするのが最適なのかを念頭に置いて、各住宅ローン会社を紹介しています。
そのため、「金利が低い」だけではなく、総合的に見て、安心して組める住宅ローンを優先的にご紹介しています。こちらを踏まえて、おすすめの金利タイプについてご覧ください。
おすすめの金利タイプは固定金利!
マニプラがおすすめする金利タイプは、ズバリ「固定金利」タイプです。
固定金利タイプで住宅ローンの借り換えをすると、返済中の金利が、基本的にずっと変わりません。しかし、変動金利よりも設定金利が高いのが一般的です。
変動金利よりも金利が高いのになぜ固定金利プランがおすすめなの?
変動金利の方が金利が安く設定されているので、金利が高い、低いだけで見ると、固定金利は損をしているように見られがちです。
借り換えをするタイミングや年齢にもよりますが、特に、40代の人が、15~20年ほど支払い期間が残っている住宅ローンを借り換えをする場合は、不測の事態を考慮して、固定金利にしておいたほうがいいでしょう。
■ 固定金利が良い理由1:将来的に総収入は下がる可能性が高い
住宅ローンの借り換えをするタイミングで、ご自身、または家庭全体で収入がどうなるか想定してみてください。
マイナビウーマンの調査によると、年齢別で平均年収の調査をしたところ、男性の年収アップのピークは50代になります。60代になると、早期定年退職、年収ダウンが多い傾向にあるようです。
定年の年齢に突入したときに、変動金利の住宅ローンが残っていた場合を考えると、万が一、金利が上がってしまったら、収入が落ちたのに返済額が増えてしまうというリスクがあります。
固定金利タイプにしておくことで、上記のようなリスクを回避できるのが、おすすめする大きな理由の1つです。
■ 固定金利が良い理由2:金利上昇リスクのために蓄えているお金を返済に充てられる
変動金利タイプで住宅ローンを契約した場合、金利上昇リスクに備えて、少しでも貯金をしておいて、万が一に備える必要があります。
ただ、そのリスクに備えて貯金を蓄えるのであれば、多少貯金額は減ってしまってでも、一部繰上返済をしてしまって、そのまま返済に充ててしまったほうが総返済額が減るのでメリットは大きいと考えることができます。
金利上昇リスクに備えた貯蓄も、使わなければそのままご自身の蓄えとなりますが、ここ数年、住宅ローン金利は最低水準を保った状態なので、これが更に下がることは考えづらく、今後は、多少でも上がる傾向にあるのではないかと言われています。
リスクに備えた貯蓄は使う可能性が多少なりともあるということです。
せっかく蓄えるのであれば、確実に有利に働く貯蓄をしていく方がベターと言えるでしょう。
■ 固定金利が良い理由3:今は固定金利でも低金利の傾向
変動金利と言えば、低金利であることが一番のメリットですが、現状は固定金利でも、低金利を推移している傾向です。
そのため、わざわざ変動金利を選び、リスクを抱える必要性、メリットが少ないと考えられています。
選択型固定金利と全期間固定金利どっちを選ぶべき?
固定金利プランで住宅ローンを組むほうが将来的に安心なので、固定金利にしようとおもいますが、期間選択型固定金利にするべきか、全期間固定にするべきか悩んでいます。
資金に余裕がない場合は全期間固定型を選ぶのが安心
子どもの養育費、入院費、介護費などを想定して、しばらくは資金に余裕が無いと考えられる人は、借入期間のすべてを固定金利で契約する方が安心です。
とくに、20代~30代の若い世代の人が借り換えをするのであれば、全期間固定金利にしてしまって、長期的な支出の見通しが取りやすい状態にしておくと良いでしょう。
- 将来の金利上昇リスクを避けたい
- 返済額を一定にしておきたい
- 教育費、介護費などで支出がかさむ方
支払い期間が残り10年ほどであれば選択型固定金利10年を選ぶのも1つ
借り換えのタイミングで返済期間を10年ほどで短縮する目処が経てられる、または10年ほどで退職が視野に入っている意図は、10年間だけ金利を固定してしまうのも1つです。
銀行も、選択型固定金利10年の金利引き下げ幅を多くしているところが多いので、10年間は金利が上がるリスクがなく返済ができ、かつ、低金利での借り換えも実現できるのが魅力的です。
■ 選択型固定金利の注意点
選択型固定金利は、一見、固定と変動のメリットをどちらも取り入れられる良いことづくめのプランに見えますが、デメリットもあります。
■ 1:固定(特約)期間中の金利タイプの変更ができない
殆どの金融機関で、固定期間中、変動金利に変更したいといった対応をしてもらえないので、もし、契約後に条件変更を希望する可能性がある場合は、全期間固定型(民間、フラット35問わず)にしたほうがいいでしょう。
■ 2:固定期間終了後の金利引き下げ幅が少なくなる可能性がある
住宅ローンの金利は、大元となる「店頭金利」から、金融機関ごとに設定されている「優遇金利」を差し引いた金利が適用されます。
期間選択型固定金利で住宅ローンを組むと、金融機関によっては、期間終了後の引き下げ幅が少なくなってしまい、返済額が多くなる可能性があります。
申し込みを検討する金融機関で固定期間終了後の金利引き下げ幅がどうなるのかは、必ずチェック、またはシミュレーションを複数してもらい、最適な期間を選ぶようにしましょう。
- 返済期間を10年にできる方
- 10年固定期間終了後の引き下げ幅がそこまで変わらない方
- コツコツ繰上げ返済をする余裕がある方
特約付きの団信は入っておくべき?
一般団信はどの銀行でも無料で加入させてもらえるし、お金を払ってまで特約付き団信に入らなくても問題はないでしょうか?
まずは現在加入中の保険を見直そう
既に住宅ローンも保証してくれる外部の保険に別で入っている場合は、既に加入済の保険だけで保証内容がカバーできる場合もあります。
加入中の保険のみで済めば、返済額に特約付き団信の料金を上乗せせずに済むので、ムダな保険料を払う必要がありません。
該当の保険に入っている場合は、保険対象がどんな内容かを見直してみましょう。
また、そもそも保険に入っているか不明な人も、もしかしたら対象の保険に入っている可能性も考えられるので、一度見直しをしてみてくださいね。
加入中の保険と比較して特約付きの団信に加入するか検討する
もし、住宅ローンを契約するあなたの身に何か不幸が起こった場合、住宅ローンが家族の負担にならないように、保険をかけることに、出し惜しみはしないほうが安心です。
車のローンとは訳が違う金額なので、念には念を入れるに越したことはありません。
加入済の保険と比較して、銀行経由での特約付き団信のほうがお得であれば、ぜひお申込みを検討してください。
マニプラおすすめNO1の住信SBIネット銀行は、一般団信に加えて全疾病保障も無料で加入することできます。(女性が契約する場合は、ガン診断給付金付もついてきます)
>>住信SBIネット銀行の詳細はコチラ
住宅ローン借り換えランキング(2021年10月)
金利 | ・変動:0.428%~ ・固定:0.970%~ |
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返済方法 | 元利均等返済 or 元金均等返済 |
諸費用 | ・事務手数料:借入金額の2.16%に相当する金額(消費税等込) ・保証料:0円 ・金利変更手数料:0円 ・繰り上げ返済手数料 一部繰上げ返済:0円 全額繰上げ返済(変動金利):0円 全額繰上げ返済(固定金利):33,000円 |
保険 | ・一般団体信用生命保険:無料(必須) ・全疾病保障:無料(任意) ・全疾病保証・ガン診断給付金付(女性限定):無料(任意) |
- 特約付き団信(全疾病保障)の保険料が0円!
- 返済方法で「元金均等返済」を選択できる数少ない金融機関
- 通期引き下げプランを選択すれば安定した返済計画をたてられる
金利 | ・変動:0.520% ・固定(当初型10年):0.670% |
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返済方法 | 元利均等返済のみ |
諸費用 | ・事務手数料: 定額型:108000円 +年0.2% 定率型:借入金額×2.16% -年0.2% ・保証料:0円 ・金利変更手数料:0円 ・繰り上げ返済手数料 一部繰上げ返済:0円 全額繰上げ返済:54,000円 |
保険 | ・一般団体信用生命保険:無料(必須) ・8疾病保証特約団体信用生命保険:適用金利に年0.3%上乗せ(任意) ・ガン保証特約団体信用生命保険:適用金利に年0.1%上乗せ(任意) ・ワイド団信:適用金利に年0.3%上乗せ(任意) |
金利 | ・変動:0.430% ・固定(当初型10年):0.595% ※2021年10月適用金利 |
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返済方法 | 元利均等返済 |
諸費用 | ・事務手数料:33,000円(税込) ・融資手数料:お借入金額の2.2%(税込) ・保証料:お客様ご負担0円 ・金利変更手数料:有料(借入額・期間によって金額が異なる) ・繰り上げ返済手数料:一部無料 ※Webコミュニケーションサービス「マイゲート」のご利用が条件で無料となります。全額返済取扱いはできません。詳細は公式ページをご確認ください。 |
保険 | ・一般団体信用生命保険:込み ・団信革命:適用金利に年0.3%上乗せ ・三大疾病保証特約:適用金利から0.25%上乗せ |
※金利、返済方法、諸費用、保険は2021年10月の適用内容です。
※上記の金利は、りそな借りかえローン(WEB申込限定プラン)の金利です。
条件1:2021年10月1日から2022年3月31日までにwebで事前審査をお申込みいただき、かつ2022年6月30日までにお借入れの方
条件2:「マイゲート」をご利用されている方またはお申込みいただける方
掲載金融機関 | |||
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フラット35の掲載金融機関 | |||