これまでイオン銀行カードローンBIGとして提供してきたイオン銀行のカードローンは、2017年3月に「イオン銀行カードローン」という名称に変わりました。
あの流通大手のイオンが展開している銀行カードローンということで、知名度や安心感は抜群ですね。
また、イオンモールやイオンのスーパー等に併設しているイオン銀行ATMを使えば手数料無料で、日頃イオンの施設にショッピングに行く機会が多い方にとっては、お得で利便性が高く感じるのではないでしょうか。
金利は年3.8%~13.8%、限度額は10万円~800万円で、他の金融機関のカードローンと比較しても決して悪い数字ではありません。
他にも年会費や入会金が無料だったり、銀行口座の開設が不要だったり、多くの点でメリットのあるカードローンでしょう。
このページでは、イオン銀行カードローンの審査に申し込みお金を借りる予定の方を対象に、徹底解説していきます。
目次
イオン銀行でお金を借りる方法は?審査申込条件から借入の流れまで徹底解説!
イオン銀行カードローンは、限度額の範囲内であれば自由に利用できます。
生活費や娯楽費あるいは教育資金など、使用用途は多岐に渡りますね。
ただし、事業性資金として利用することは禁止しています。
過去のイオン銀行カードローンBIGと比べて、以下のような変更点がありました。
- 銀行口座開設不要で審査申し込みができる
- 最小限度額は30万円から10万円に下がった
どちらもカードローンの利用者にとってメリットになることで、イオン銀行側が少しでも顧客に利用しやすい環境を提供しようとする意思を感じますね。
それでは、具体的にイオン銀行カードローンの審査に申し込みできる人を確認しましょう。
- 日本国内に居住している方、外国籍の方については永住許可を受けている方
- 契約時の年齢が満20歳以上、満65歳未満の方
- 本人または配偶者に安定かつ継続した収入の見込める方
- イオンクレジットサービス(株)、またはオリックス・クレジット(株)の保証を受けられる方
上記の条件をクリアしていれば、イオン銀行カードローンの審査を受けられます。
また、パートタイマー・アルバイト・自営業者の方でも審査に申し込むことはできますが、学生の方は対象外です。
年金受給者の場合は、他に収入を得ていることが条件になっています。
他社のカードローンに比べて特別難しい審査申込条件を提示していませんが、審査申込条件をクリアしているからといって審査に通ることを保証しているわけではありません。
あくまで最低条件ということは、覚えておきましょう。
イオン銀行カードローンの審査申し込みから借入までの流れ
イオン銀行カードローンは、以下のような流れで借入できます。
- インターネットで審査に申し込み
- 本人確認書類の提出
- メールで審査結果の連絡
- 専用ローンカードの受け取り
上記に示した4つのステップがイオン銀行カードローンの審査申し込みから借入までの流れになりますが、審査の過程で在籍確認の電話連絡等が行われます。
在籍確認の電話連絡は、勤務している職場にイオン銀行カードローンの審査担当者の個人名で連絡があります。
在籍確認に失敗すると審査に通りませんので、事前に職場の人に電話連絡があることを伝えておくことをおすすめします。
なにもイオン銀行カードローンの在籍確認と伝える必要はなく、たとえば「イオンのクレジットカードの在籍確認の電話がある」と伝えておけばローンの利用はバレません。
専用ローンカードの受け取りは、佐川急便の「受取人確認サポート」です。
これは申込者と受取人に相違がないか、佐川急便のドライバーが運転免許証等の公的証明書を確認しているサービスです。
本人以外は受け取れませんので、家族でもどういった郵送物か確認することはできません。
また、イオン銀行カードローンはイオン銀行の普通預金口座を所有していれば、専用ローンカード到着前に振込融資を受けることができます。
ただし別途、専用ローンカードは発行されますので、郵送物はかならずあると覚えておきましょう。
提出できる本人確認書類
イオン銀行カードローンは、以下の本人確認書類を提出できます。
- 運転免許証
- パスポート
- 在留カードまたは特別永住者証明書
いずれも有効期限内のものしか利用できません。
また、上記の書類が用意できない場合も、審査を受けることもできる可能性がありますので、用意できない場合はイオン銀行カードローンのサポートに連絡してみましょう。
基本的に金融機関は明記している書類以外は受け付けませんが、場合によっては対応してくれることもありますので、確認する価値はあるでしょう。
提出できる所得証明書類
- 源泉徴収票
- 直近3ヵ月以内に発行された給与明細2ヵ月分
- 住民税の課税決定通知書
個人事業主や法人代表の方は、かならず所得証明書類の提出が必要です。
また、給与所得者の方でも一定額の借入以上の場合やイオン銀行カードローン側が必要だと判断した場合は提出を求められることがあります。
イオン銀行の最大限度額と金利とは?他の金融機関と比較してみた結果!
イオン銀行カードローンの最大限度額は800万円で、金利は年3.8%~13.8%です。
カードローンに詳しい人はイオン銀行カードローンのランクをすぐに判断できるかもしれませんが、大半の人は良し悪しがわからないのではないでしょうか。
そこで、この項目ではイオン銀行カードローンの限度額と金利を他者金融機関と比較してみましたので、まずは以下を確認してみてくださいね。
商品名 | 金利(年) | 借入限度額 |
---|---|---|
イオン銀行カードローン | 3.8~13.8% | 最大800万円 |
みずほ銀行カードローン | 2.0~14.0% | 最大800万円 |
三井住友銀行カードローン | 4.0~14.5% | 最大800万円 |
楽天銀行スーパーローン | 1.9~14.5% | 最大800万円 |
オリックス銀行カードローン | 1.7~17.8% | 最大800万円 |
PayPay銀行カードローン(旧ジャパンネット銀行) | 2.5~18.0% | 最大1,000万円 |
アコム | 3.0~18.0% | 最大800万円 |
アイフル | 3.0~18.0% | 最大800万円 |
プロミス | 4.5~17.8% | 最大500万円 |
※スマホでご覧の方は横スクロールできます。
大手金融機関のカードローンと比較した結果は、上記のとおりになります。
いずれのカードローンも特徴があり、絶対的にイオン銀行カードローンが完璧というわけではありません。
注目点は、イオン銀行カードローンの上限金利です。
というのも、基本的にカードローンは上限金利が適用されることが多いので、下限金利よりも大事になってきます。
そしてイオン銀行カードローンの上限金利は年13.8%で、今回比較したいずれのカードローンよりも低金利ですね。
上限金利の面では、イオン銀行カードローンは充分メリットがあるでしょう。
イオン銀行カードローンの限度額と金利の対照表を用意しましたので、以下を参考にしてくださいね。
限度額 | 金利(借入利率) |
---|---|
10万円~90万円 | 11.8%~13.8% |
100万円~190万円 | 8.8%~13.8% |
200万円~290万円 | 5.8%~11.8% |
300万円~390万円 | 4.8%~8.8% |
400万円~490万円 | 3.8%~8.8% |
500万円~590万円 | 3.8%~7.8% |
600万円~790万円 | 3.8%~5.8% |
800万円 | 3.8% |
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返済に遅れた場合の遅延損害金は年14.5%で割高になってしまいますので、かならず返済に遅れないようにするべきです。
また、限度額は審査申し込み時に希望金額を入力しますが、最終的に審査によって限度額は決定しますので、審査通過後以外に知る方法はありません。
イオン銀行の返済方法は?返済期間等の知識について紹介!
イオン銀行カードローンの約定返済日は、毎月20日です。
土曜日、日曜日、祝祭日の場合は、翌営業日が約定返済日になります。
返済方法は、以下の方法から選択できます。
- イオン銀行普通預金口座から引き落とし
- ATMから返済(毎月1日から約定返済日にATMから入金)
- 他社金融機関の普通預金口座から引き落とし
引き落とし返済だけでなく、ATM返済にも対応している点は利便性が高いですね。
また、残高スライド方式によって前月末日の借入残高によって約定返済額は変わります。
前月末日の借入残高 | 約定返済額 |
---|---|
3万円以下 | 1,000円 |
3万円超5万円以下 | 2,000円 |
5万円超10万円以下 | 3,000円 |
10万円超20万円以下 | 5,000円 |
20万円超50万円以下 | 10,000円 |
50万円超100万円以下 | 15,000円 |
100万円超150万円以下 | 25,000円 |
150万円超200万円以下 | 30,000円 |
200万円超300万円以下 | 35,000円 |
300万円超500万円以下 | 40,000円 |
500万円超600万円以下 | 50,000円 |
600万円超700万円以下 | 60,000円 |
700万円超 | 70,000円 |
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イオン銀行カードローンは、約定返済額以上の金額を返済できます。
こういった返済システムは繰り上げ返済や任意返済と呼びますが、返済額は全額元金に充当されます。少しでも早く返済したい場合は、積極的に任意返済を活用していきましょう。
とはいえ、生活資金を圧迫してまで返済してしまうと、結局再び借入してしまうパターンがありがちなので、無理をせずに返済していくべきでしょう。
手数料無料のATMとは
イオン銀行カードローンは、手数料無料で利用できるATMがあります。
イオン銀行 | 24時間365日 |
---|---|
ローソンATM | 24時間365日 |
E-net | 24時間365日 |
みずほ銀行 | 平日8時45分~18時 |
三菱UFJ銀行 | 平日8時45分~18時 |
ゆうちょ銀行 | 平日8時45分~18時 |
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上記の金融機関ATMでも無料利用できる場合もありますが、代表的なATMを挙げました。
以上のATMは全国規模で設置しているATMなので、イオン銀行カードローンで借入・返済するときに利便性を高く感じるでしょう。
ATM手数料はたった数百円と思いがちですが、何度も借入・返済を繰り返す予定の方は、こういったATM無料サービスはとても嬉しいですね。
イオン銀行でお金を借りるときの注意点やメリットとは?
今回はイオン銀行カードローンの特徴について徹底的に解説してきました。
他にも自動融資という便利なサービスを提供しています。
この自動融資サービスは、口座振替請求等による自動支払について残高が不足している場合、自動的に融資してくれるシステムです。希望すれば申し込みできますので、利用したい方は積極的に検討してみてはいかがでしょうか。
それでは、イオン銀行カードローンのメリットとデメリットについて紹介します。
- アルバイト・パートでも審査申し込み可能
- 他社銀行カードローンと比較しても上限金利が低め(銀行カードローンの平均上限金利は14.5%程度)
- ATM手数料無料のATMが複数ある
- 学生は利用不可
- インターネット申し込みに運転免許証・個人番号カードなどの公的証明書が必須
上記のイオン銀行カードローンのメリット・デメリットを参考にして、審査に申し込むか考えてみてはいかがでしょうか。