100億円あげちゃうキャンペーンでいっきに知名度をあげたPayPay(ペイペイ)。
キャンペーンの終了目前には対象店舗に人が殺到する「駆け込みPayPay」という現象が生まれたほどです。
普段からPayPayを使っているという人も多いと思いますが、そんなPayPayユーザーに悲しいお知らせが…
「PayPayの基本付与率が4月1日午前8時から0.5%になります。」
これまではPayPay残高やヤフーカードを支払い方法にしておけば付与率は1.5%だったので、1/3になったということですね。
画像:PayPay公式ホームページより
私の場合はキャンペーンをきっかけにPayPayに登録したものの、それ以来あまりPayPayを使っていないいわば幽霊PayPayユーザーです。
今回行われる基本付与率の変更によって同じようなPayPayに登録しているけど利用頻度の少ないユーザーが増えるのではないかと予想しています。
考えてみてください!
付与率が0.5%なのであれば、今持っているクレジットカードで支払った方が得じゃないですか?
もちろん、クレジットカードは使えないけどPayPayは使えるお店があったり、キャンペーンによって還元率が上がっていたりすることはあるでしょう。
しかし、ベースとなる付与率のダウンによって「とりあえずPayPayで支払っておけばお得!」という考えは通じなくなるかもしれません。
一方、PayPayもその点についてはできるだけカバーしようとしているようで、4月以降も条件を満たせば最大1.5%還元も可能なようです。
ただ、個人的にはちょっとその条件が厳しすぎるかなといった印象があるので、この記事では4月からPayPayの付与率がどう変更されるのか、4月以降はPayPayをどのように使うのがおすすめなのかについて解説していきます。
目次
PayPayの付与率を最大1.5%まで上げる方法
記事の冒頭でもお話ししましたが、PayPayの基本付与率は4月1日午前8時より0.5%になります。
ただし、一定の条件をクリアすることができれば、最大1.5%の付与率を維持することも可能です。
その条件とは次の2つです。
- 月間決済回数50回以上で+0.5%
- 月間利用金額10万円以上で+0.5%
前月に以上の条件を満たしていれば、当月は基本付与率0.5%に加えて、最大1.0%が加算されるのです。
つまり、4月以降は同じPayPay決済でも付与率が0.5%、1.0%、1.5%の人が出てくるということになります。
決済回数は1回あたりの支払いが100円以上のものだけがカウントされます。
また、対象となる支払い方法は「PayPay残高」と「ヤフーカード 」で、その他のクレジットカードは対象外なので注意してください。
今回の変更は改悪になるのかなと思いますが、条件を満たせるヘビーユーザーにとっては、まだまだPayPay決済はお得といって良いでしょう。
さらに、PayPayには4月から始まるキャンペーンもあり、あわせて利用すればさらにお得です。
PayPayの4月から始まるキャンペーン
現在発表されている4月から始まるキャンペーンは主に次の2つです。
- まちかどペイペイ第3弾
- 対象の飲食店で20%戻ってくる
※ キャンペーンの期間は2020.4.1(水) 0:00 〜 4.30 (木) 23:59です。また、キャンペーン対象はPayPay残高での支払いになります。
以前のキャンペーンのようにPayPayで支払うだけで高い還元率になるわけではなく、どちらもキャンペーンの対象店舗が限定的なので注意してください。
まちかどペイペイ第3弾
まちかどペイペイは以前から実施されていたキャンペーンですが、4月から第3弾が始まります。
政府の行う消費者還元事業で5%還元の対象店舗でPayPayを使うと、PayPayから最大5%が上乗せになります。
つまり、消費者還元事業の5%と合計すると、最大10%になるのです。
消費者還元事業で2%還元になっている店舗だとまちかどペイペイの対象にはならないので注意しましょう。
対象店舗かどうかは、店頭のポスター、ステッカー、POPで確認してください。
キャンペーンは250円相当/回、2,500円相当/月が付与上限になります。
対象の飲食店で20%戻ってくる
第3弾のまちかどペイペイだと消費者還元事業込みでも最高10%付与でしたが、こちらのキャンペーンではなんと20%も戻ってきます。
さらに、Yahoo!プレミアムの会員だと25%になります。
※ Yahoo! JAPAN IDとPayPayアカウントの連携が必須です。
ただし、対象となるのは一部の飲食店のみで、今回のキャンペーンでは以下のお店が対象です。
- ガスト
- グラッチェガーデンズ
- しゃぶ葉
- ジョナサン
- バーミヤン
※ 以上のうち、PayPay決済に対応している店舗と宅配サービスが対象です。(一部対象外あり)
まちかどペイペイと同様に、対象になるのはPayPay残高での支払いだけです。
ヤフーカードを含めて、クレジットカードは対象外なので注意してくださいね。
また、付与上限は1回あたり2,000円相当、期間中は3,000円相当とされています。
「対象店舗は少ないけど、20%が戻ってくるのはお得!」とは思ったのですが、若干、付与上限が厳しめなように感じます。
期間中の付与上限は3,000円相当までになるため、計15,000円の超過分はキャンペーンの対象にはなりません。
そもそもの対象店舗がファミレス中心なので、そこまでの金額を期間内に使う人は少ないかもしれませんが、ヘビーユーザーは注意した方が良いでしょう。
結局、4月以降もPayPayは使うべき?
4月以降のPayPayの基本付与率と同時期に開始されるキャンペーンの内容を見てきましたが、「4月以降もPayPayは使うべき?」という疑問に個人的な見解を述べていきたいと思います。
まず、PayPayヘビーユーザーで最大1.5%付与が見込める人は、4月以降もPayPayでOKです。
クレジットカードなどの他のキャッシュレス決済でも付与率・還元率は0.5%〜1.0%くらいがベースになるので、PayPayの付与率1.5%は十分なメリットになります。
「どのくらいPayPay使っているんだろう?」という人は、PayPayのアプリを開き、「取引履歴」で確認しましょう。
右上のグラフのアイコンをタップすれば月ごとの利用レポートをチェックできるので、「100円以上の決済が月50回以上」、「利用金額が月10万円以上」という条件をクリアしているかすぐに分かります。
ただ、多くの方にとって、この2つの条件はかなりハードルが高いと思います。
これらの条件を1日あたりで考えるとPayPay決済をおよそ1.7回/日、3,300円〜3,400円/日するということですよね。
PayPayがかなり普及してきたとはいえ、まだまだ使えない店舗は多いです。
その中で、この2つの条件をクリアするのは、かなり厳しいのではないかというのが率直な感想です。
ライトユーザーはキャンペーン狙いがおすすめ
付与率を1.5%まで上げるのが難しい私のようなユーザーなら、キャンペーン時期だけPayPayを利用するのがおすすめ!
例えば、4月からのキャンペーンでいえば、ガストやバーミヤンで20%戻ってくるのはかなり大きいですよね。
どこでもPayPayで支払うという使い方ではなく、お得なときだけPayPayでの支払いを選択するということです。
PayPayの公式ホームページへ行けば開催中のキャンペーンや開催される予定のキャンペーンをまとめてチェックできます。
こまめにチェックしておき、キャンペーン中だけ積極的にPayPayで支払うというのがライトユーザーにとっての賢い使い方になるでしょう。
付与率重視なら他のキャッシュレス決済も検討すべき
付与率・還元率重視で支払い方法を選びたいという人は、今回の基本付与率の変更をふまえると、PayPayにこだわる必要はないと思います。
2020年2月1日よりヤフーカードでPayPay決済、PayPay残高チャージしたときのTポイント付与も終了したため、ヘビーユーザーでないと付与率はむしろ低い方になるでしょう。
個人的には他のバーコード決済に切り替えるか、チャージなどが面倒ならクレジットカード決済でも良いと思っています。
現金で支払うよりはPayPayで支払った方がお得なことに間違いありませんが、もっとお得な支払い方法はあるということです。
例えば、同じバーコード決済でいうと、LINE Payは前月に10万円以上の決済をしていると次月は最大2%ポイント還元になります。(2020年3月時点の特典内容)
また、クレジットカードの楽天カードなら利用金額に関係なく常に1%のポイント還元です。
4月以降にPayPayで最大1.5%の付与率をキープできないという場合には、他のキャッシュレス決済にも目を向けてみてください。
【まとめ】PayPay基本付与率の変更後もキャンペーンはお得!
PayPayの基本付与率が0.5%に下がることで、基本的にはキャンペーン狙いでPayPayを使うのが上手な使い方になると思っています。
もちろん、条件を満たし最大1.5%付与を維持できる方や色々なキャッシュレス決済に手を出したくないという人は、PayPay一択でも良いでしょう。
基本付与率が0.5%になるとしても、10%前後が戻ってくるキャンペーンが定期的に開催されているのはPayPayの強みになります。
ただ、PayPayだけでなくバーコード決済の基本となる付与率・還元率は全体的に下がり気味です。
そのため、「これさえ使っていれば絶対にお得!」とは思わずに、定期的に決済方法を見直しましょう。
0.5%や1.0%くらいの違いでも、1年間で考えると1万円以上の差になることもあります。
マニプラでもキャッシュレス決済の最新動向を随時お伝えしていくので、「今はどのキャッシュレス決済が良いの?」、「お得なキャンペーンを開催しているのはどこ?」と思ったときはぜひ参考にしてくださいね。
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