キャッシングで生活費を賄う前に知っておくべき注意点

いくらか景気は持ち直したとはいえ、さまざまな事情で生活費に困窮する事情を抱える人は今でも少なくありません。
子どもの教育費、転職や配置転換による収入減、はたまた親の介護費用など…、予定調和の人生などそうそう送れるものではありません。

そうしてお金がどうしても入用になったときに、取り急ぎの危機をやり過ごすためにお金を借りる手段としてキャッシングはよく選ばれています。
審査に通りさえすればお金を短期間で融資してもらえるので、心強く感じられる存在であるのは確かです。

ただしキャッシングは利息の発生する商品であり、借りたならその利息を含めて契約どおりに返済していかなくてはいけません。
そのため、利用する際には内容をよく理解して慎重に申し込まなくてはいけないというのは絶対の前提条件です。

また、キャッシングを借りる前に、ほかの方法は、改めて違うアプローチを考えてみることも大切です。

生活費でどこか削れるところはないかどうか。光熱費や携帯電話代など節約できるのではないか。
教育費は奨学金などの助けを借りることができないか。国や地方自治体で医療費や介護費用の援助は受けられないか…。

そういった支出を減らす方法を考えても、それでもどうしようもないとなった場合にキャッシングという選択肢を具体的に考え始めたほうが良いでしょう。

キャッシングはしっかり計画して利用しないと、家計を圧迫して返済が遅れ、借金が減るどころか増える一方…ということになりかねないため、できるだけ慎重を期すべきなのです。

自分にぴったりなキャッシングの選び方

どう考えても生活をこれから切りなおしていくためには、キャッシングの助けを借りるしかない。
そういう結論が出たなら、なるべく自分にふさわしい商品を選べるように考えていきましょう。

ただ、キャッシングと一口でいっても、膨大な数の商品が存在します。

この中から自分にふさわしいものを見つけ出せといわれても、なかなか難しいことです。
選んでいくためには、自分の優先度をつけること、そして自分自身が各商品の条件に合致しているかどうか、というところをまず考えましょう。

優先度とは、商品において何に重きを置くかということです。
とにかく一日も早く融資して欲しいのであれば即日融資可能な商品を、支払利息をできるだけ減らしたいなら低金利の商品をまずピックアップしていきます。
手堅い印象の銀行が販売している商品から選びたいなら、普段自分が利用して口座のある銀行のほうが何かと便利なことが多いので、その銀行の商品から調べてみると良いでしょう。

そして条件とは、申込条件に書かれている属性を満たしているかどうかです。
正社員でないと駄目、アルバイト・パートでも良い、年齢が20歳以上60歳以下と制限されている、年収に制限が設けられているなど、いろんなパターンがあります。
基本的な項目ですが、意外と商品によって異なってくる部分でもありますので、絞り込んでいく際にはうっかりがないように、まず確認しておきます。

そうしてキャッシングランキングを参照しながら、琴線に触れた商品をいくつかピックアップして、公式の詳細な情報を得て絞り込んでいきましょう。
その際にはサイトに用意されていることの多い返済シミュレーションを利用して、今の家計で無理なく返していけそうか、しっかりここで確認しましょう。

このように段階を踏んで考えていけば、自分にとってふさわしい商品を見つけられる確率が高まるはずです。

キャッシングをうまく利用していくコツと注意点とは

キャッシングを契約し利用するにあたって、あらかじめ留意しておきたいことは単純至極に「借りたお金は約束どおりに返す」という一文に集約されます。
そもそも審査はこの約束を守れるかどうかを調べるために行うものです。

つまり、利用するときには自分が返せるだけ借りることが重要です。
どんなにお金に困っているからといって大金を借りても、いずれはそのお金を返していかなくてはいけません。
ひととき楽になっても、それはいずれ自分の背中に果たすべき責任として重く乗りかかってくるものだということを忘れないようにしなくてはいけません。
必要最低限だけ借りるようにして、しっかり計画を立てて申し込みをする、それがキャッシングにおいて大切な心得です。

また、返済方法についてもあらかじめ確認しておいたほうが良いでしょう。
商品によっては返済方法が限られていて、あまり自分に便利のよくない方法しかなかったり、手数料が掛かってしまったり、ということもあるからです。
また、自分に都合の良い返済方法のほうが、約定返済に加えて余分に返済を行う繰上げ返済を行うときなどスムーズに利用できるというのもメリットです。

そして契約したら、返済日を忘れないようにメモを取るなどしておき、返済額も組み入れた家計を立ててきっちりとやりくりしていくようにします。

返済が厳しくなったら早めにこの対策を!

どんなに考えて契約しても、収入が減ったり他の支出が増えたりといった事態が起これば、返済が滞ってしまうことも起こるでしょう。
また、つい多く借りすぎてしまって返済がままならない、ということもあるでしょう。

そんな事態になる前に借り換えやおまとめローンを検討するべきです。

ただ、そういった事態が起こったなら、ずるずると延滞を繰り返すのでなく、早めに対策をたてなければいけません。

取り急ぎ必要なのは借入先への連絡です。
連絡したからといって支払いを待ってくれるなど温情をかけてくれるわけではありませんが、少なくとも無断で未払いをつづけるよりは、よほど印象がましです。
自分の状況を正直に話して、状況の変化があれば連絡をすぐに入れる旨、きちんと話しておきましょう。

では、具体的にどのように対策をとるべきか。
的確な判断を早く仰ぎたいなら、法律事務所や弁護士事務所などのプロの助けを仰ぐのが一番です。

プロに相談すると、現在の借入の状況により債務整理の手段を模索していくことになります。
債務整理にはその方法によりさらに細分化されます。

まず検討されるのが「任意整理」と呼ばれる手段で、利息や延滞金を免除・減額してもらって再度返済を目指していくものです。
借入先と弁護士との話し合いにより妥協点を探っていく形になります。
借入先側としても、最悪一円も返ってこなくなるよりも、いくらか減っても回収できるほうが良いので、上手く交渉がまとまる可能性は低くはありません。

次に「個人再生」、こちらは自身の住宅や車といった財産は手放すことなく借金の元額を減額し、返済計画を立て直し、三年以内に完済を約束するという形のものです。

最後に「自己破産」とは借金の存在をすべて無かったことにするかわりに個人財産がすべて没収される、最終手段です。
借金が無くなる代わりにクレジットカードが一定期間作れない、ローンを組めない、一部の職業に就けないなど社会的なリスクも相当伴うもので、どうしても他の方法では打開策が見込めない場合にのみ下される方法です。

他人に自分の懐事情を開示することに抵抗があるという方は少なくないでしょうが、事は一刻を争います。利息は一日たりとも待ってはくれません。
債務整理を実際に取るかどうかはともかく、「返済に苦しんでいるがなにか良い方法はないか」を相談するという体で知識のある外部のプロへ助言を仰ぐのをお薦めします。

けして安易に別のところからの借入を増やして返済に充てる、ということだけはしてはいけません。
そうなれば坂を転げ落ちるように、ただ事態を悪化させるだけなのが明白だからです。