お金を借りるときに金利を気にしないという方はいないでしょう。
金利が高いと返済の負担は重くなるので、できるだけ低い金利で借り入れをしたいですよね?
一般的には、アコムのような消費者金融よりも、銀行カードローンの方が低金利な傾向にあります。
ただ、アコムには無利息サービスがあるので、上手に活用すれば低金利な銀行カードローンに負けないくらいお得なのです。
この記事では、アコムの金利と、無利息期間の上手な活用方法について説明をしていきます。
すべての人が無利息サービスの対象になるわけではないので、自分も対象なのかを申し込み前にしっかりと確認してください。
目次
アコムの適用金利は限度額によって変わる
はじめに、アコムの金利(実質年率)について見ていきましょう。
多くの消費者金融では、◯◯%〜△△%のように幅を持たせた形で実質年率を表記しています。
元金が10万円以上100万円未満の場合には年18.0%以下の金利にしなくてはいけないなどの利息制限法による規制はあるものの、商品ごとにあらかじめ設定された範囲内で、審査によって適用される金利が決まるのです。
そして、消費者金融では、利息制限法以外に適用金利に関するルールは公開されていないことが多いですが、アコムの場合、契約限度額によってさらに細かく適用される金利が変わる仕組みになっています。
契約限度額 | 適用金利(実質年率) |
---|---|
501万円〜800万円 | 3.0%〜4.7% |
301万円〜500万円 | 4.7%〜7.7% |
100万円〜300万円 | 7.7%〜15.0% |
1万円〜99万円 | 7.7%〜18.0% |
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記事の冒頭でも説明した通り、初回契約時には契約限度額が低く設定されることが多いです。
契約限度額を1万円〜99万円以内だと仮定するなら、適用される金利は年7.7%〜年18.0%になるのです。
アコムのカードローンは年3.0%〜年18.0%が商品自体の実質年率ではありますが、限度額が100万円未満だと年7.7%より低い金利が適用されることはありません。
また、初回契約では年7.7%〜年18.0%の間でも、上限金利である年18.0%が提示されると思った方が良いでしょう。
はじめての契約だと、まだ取引実績がないため、高めの金利が適用されることが多いのです。
そこで、ぜひ活用したいのが無利息期間のサービスで、上手に使えば利息の負担をぐっと小さくすることができます。
アコムとの初回契約は無利息サービス利用で最大30日間金利0円
アコムのカードローンには、初回契約者のための無利息サービスが用意されています。
最大で30日間は借入金額に対する利息が一切発生しないため、どんなに低金利なカードローンよりも、無利息期間中はお得なのです。
借入金額 | 実質年率18.0%で1ヶ月借りた場合の利息 | 無利息期間が適用された場合の利息 |
---|---|---|
10万円 | 1,479円 | 0円 |
20万円 | 2,958円 | 0円 |
30万円 | 4,438円 | 0円 |
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無利息期間が適用されている間は、無利子で借りているのと一緒なので、借入金額に関係なく利息はかかりません。
借りられる金額は審査で決まった契約限度額の範囲内ですが、無利息サービスがあるとはじめてお金を借りる方でも、カードローンを利用しやすいですね。
無利息期間が終了した後はどうなる?
アコムの無利息期間は最大30日間ですが、その期間が終了した後は通常の金利が適用されます。
そのため、31日目以降から契約時に提示された金利が適用され、次回の返済では利息も含めて分割での返済をしていくことになるのです。
適用されている金利はATMで発行される利用明細の他にも、アコムの会員サイトにログインをして「明細の確認」を選択すれば確認できます。
もし、忘れてしまった、もう一度確認したいというときは、いずれかの方法で確認しましょう。
無利息期間中に全額を返済すると利息の支払いなし?
少額での借り入れだと、次回の給料日に全額を返せるという人もいるでしょう。
無利息サービスの期間中に全額返済した場合には、利息の支払いは一切ありません。
ただし、一度、借入残高を全額返しても、その後で追加借入をしたなら注意しましょう。
後ほど詳しく説明しますが、アコムの無利息期間は初回契約日の翌日からスタートするため、追加借入をしてもその期間が延長されることはないのです。
利息の支払いをしたくないなら、追加借入の分も、当初の無利息期間内に完済する必要があります。
アコムの無利息サービスが適用される条件とは?
アコムの無利息サービスが適用されるにはいくつか条件があります。
【アコムの無利息サービス適用条件】
- アコムとはじめての契約であること
- 返済期日「35日ごと」を選択して契約すること
- 無担保カードローンの契約であること
アコムとはじめての契約であること
多くの消費者金融の無利息期間は新規契約者向けのサービスとなっています。
そのため、完済、解約しても、過去にアコムとの契約があった方の追加借入、再申し込みには無利息期間が適用されません。
どうしても無利息期間を利用してお金を借りたいという場合には、他の消費者金融を検討してみるのも1つの方法です。
アイフル、プロミス、レイクALSAなどにも無利息サービスがあるので、新規契約でそれぞれの条件をクリアしていれば一定期間は無利息で借りられます。
返済期日「35日ごと」を選択して契約すること
アコムの返済期日には、次の2種類があります。
- 35日ごと
- 毎月の指定日
新規契約の際、返済期日「35日ごと」を選択しなかった場合には、他の条件を満たしていても無利息サービスの対象にはなりません。
かなりもったいないので、必ず「35日ごと」で契約をするようにしましょう。
「35日ごと」といっても、35日後ちょうどに返済しないといけないというわけではなく、35日以内であれば好きなタイミングで大丈夫です。
さらに、35日ごとだと返済日の計算が面倒という場合には返済期日を後から変更することもできます。
まずは「35日ごと」で契約をして、必要に応じて後から返済期日の変更を行いましょう。
無担保カードローンの契約であること
アコムといえばカードローンと思うかもしれませんが、実はいくつもの商品を扱っています。
無利息サービス | 商品名 | 商品説明 |
---|---|---|
あり | アコムカード | アコムの扱うカードローン商品の1つで、無利息期間の対象となる「無担保カードローン」です。 |
なし | ACマスターカード | ショッピング機能に、カードローン機能も付帯したクレジットカードです。 ACマスターカードは、新規契約でも無利息サービスの対象にはなりません。 |
なし | ビジネスサポートカードローン | 個人事業主専用のカードローンで、総量規制の例外となるため年収の3分の1超の借り入れも可能です。 |
なし | 貸金業法に基づく借換え専用ローン | 貸金業法に基づいたおまとめローンです。 総量規制の例外となるため、年収の3分の1超の借り入れができます。 |
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アコムは、通常のカードローン以外にも上記のような商品を扱っているのですが、無利息サービスの対象はアコムカードの契約だけです。
とくに注意したいのは、クレジットカードにカードローン機能が付いたACマスターカードでしょう。
どちらに申し込みをしようか迷っている方は、新規申込の場合、通常のカードローンを利用した方が無利息期間が適用されお得になります。
以上の条件をすべて満たすことで、アコムからの借り入れが一定期間は無利息になるのです。
アコムの公式サイトには「当社が不適当と判断した場合は対象外となる可能性があります。」という記載があるため、例外的に無利息期間が適用されないケースもあるようですが、まずは上記条件をクリアしているかが重要になります。
アコムの金利・利息をお得にするためのコツ
カードローンでお金を借りる以上、1日単位で利息は増えていきます。
できるだけ金利を低くして利息を小さくするためには、いくつかのコツが存在するので、確認していきましょう。
無利息期間は30日間を目一杯を活用する
アコムの無利息期間は、契約の翌日から30日間です。
中には「初回借入の翌日から」と勘違いされている方もいるかもしれません。
プロミスの場合は確かに借入翌日からですがアコムの場合契約後、翌日から無利息期間が開始されます。
そのため、アコムでお金を借りるのであれば、必要なタイミングの直前に契約をした方がお得です。
大手消費者金融の無利息期間日数と起算日は次のようになっています。
消費者金融 | 無利息期間の日数と起算日 |
---|---|
アコム | 契約の翌日から30日間 |
プロミス | 初回借入の翌日から30日間 |
アイフル | 契約の翌日から30日間 |
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※ 契約が1万円〜200万円の方で、借入金額のうち5万円だけが無利息サービスの対象になります。
上記の4社だと、プロミス以外は契約の翌日が無利息サービスの起算日です。
月末にお金が必要な場合、月初に契約をしてしまうと無利息期間がどんどん減っていくので、申し込みをするタイミングには注意してください。
返済は1日でも早い方が利息は減る
カードローンの金利は年◯%のように年利で記載されていますが、実際には1日単位で利息が発生します。
そのため、無利息期間終了後は、1日でも早い返済をした方が最終的な支払い総額は小さくなるのです。
アコムの返済期日を「35日ごと」とした場合、35日以内に決められた金額を払えば良いのですが、35日ぴったりに払うよりも、30日、20日と早めに支払った方が元金に充当される金額が多くなります。
返済に遅れないということがまずは重要ですが、余裕があれば早めに支払っていくことも意識してください。
無利息期間中の返済はすべて元金にあてられる
無利息期間が終わった後は、元金の一部と利息を毎月支払っていきます。
利息は元金に対して発生するので、早く元金を減らすことが、最終的な支払い総額を小さくするためには必要です。
例えば、金利年18.0%で10万円を借り、3回で完済する場合をシミュレーションしてみましょう。
支払回数 | 支払い金額 | 元金充当分 | 利息充当分 |
---|---|---|---|
1 | 34,338円 | 32,838円 | 1,500円 |
2 | 34,338円 | 33,331円 | 1,007円 |
3 | 34,338円 | 33,831円 | 507円 |
合計 | 103,014円 | 100,000円 | 3,014円 |
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※ アコムの返済シミュレーションを元にした数値です。実際の数値とは異なるため、参考値としてご覧ください。
無利息期間が適用されない場合、上記の表のように支払った金額のうちの一部は、利息の支払いに回されます。
しかし、無利息期間中の返済であれば、そもそも利息が発生していないため、全額が元金の返済にあてられるのです。
無利息期間中だからと安心はせずに、給料日などを利用して積極的に元金を減らしていきましょう。
増額申請で適用金利が下がる場合もある
記事の冒頭でも説明した通り、アコムは限度額を上げることで、適用される金利が下がる仕組みになっています。
そのため、契約後でも増額申請をすることで、契約時より低金利での契約に変更できる可能性もあるのです。
増額にも審査があるので、必ず限度額が上がるわけでもありませんし、限度額が上がっても適用金利はそのままというケースもあります。
ただ、自分から増額などの申請をしないと金利が下がるということはありません。
初回契約から1年程度、返済の遅れなく利用していたという場合には、一度、増額・金利の引き下げができないかを考えてみても良いでしょう。
アコムは無利息サービス活用で初回借入がお得に!適用の条件に注意しよう
アコムの実質年率は3.0%〜18.0%の間で、審査によって決定されます。
また、アコムでは契約限度額ごとに、さらに細かく適用金利が決められていますが、初回契約時は限度額が低くなりやすいです。
そのため、基本的には年18.0%での契約になるものと思っておいた方が、返済の計画も立てやすいでしょう。
年18.0%という金利は低くはありませんが、アコムの場合、初回契約の方を対象とした無利息サービスがあります。
無利息サービスを活用すれば利息を軽減することができるので、この記事で紹介した返済の負担を軽くするコツも意識しながらアコムのカードローンを利用してください。
22時までに契約を完了することで24時間、土日も銀行振込可能です(金融機関・申し込みの時間帯によっては利用不可な場合もあります。)
また、確実に契約時間に間に合わせたい場合もWEBで申し込みを済ませてから、21時までに全国どこにでもある自動契約機「むじんくん」を利用すれば、*最短20分でお金を借りることができます。*お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
人気指数 | |
---|---|
限度額 | 1万円~800万円 |
金利 | 3.0%~18.0% |
即日融資 | ◎ |
無利息期間 | 最大30日間 |
※無利息サービスは初めての方のみとなります。