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住宅ローンを複数申し込んでもOK!審査には基本的に時間がかかる!
住宅ローンを複数の銀行に申し込むと何かデメリットがあるのではないかと思われがちですが、さまざまなメリットがあることも理解しておきましょう。
銀行にて審査を申し込んだ場合、最初に仮審査、次に本審査を行い、審査に通ればようやく住宅ローンを借りることができるようになります。
このとき、一般的に仮審査と本審査に約一ヶ月と合わせて約二ヶ月はかかります。
一つの銀行に申し込んで一発で本審査に通ることができたなら無事に住宅ローンを借りることができますが、必ずしも審査に通るとは限りません。
銀行によっては審査が厳しいところも多々あるので、その厳しさゆえに本審査に通らなかったら二ヶ月を無駄に過ごしてしまうことになりかねません。
複数の銀行に申し込むこと自体は本人の自由なので、どれだけ申し込んでも問題ないのが大きなメリットとして挙げられます。
特に一括審査を利用することで一社ずつ申し込む手間や時間を省くこともできるでしょう。web審査の場合でも基本的に数十分の時間を要することが多いので、一括で審査を申し込んだ方が効率よく審査を受けることができるでしょう。
また、あらかじめ仮審査をパスしておくと、家主などと交渉する際に有利になることも多くあります。
自分がよいと思った物件に住みたいと思い、交渉が上手くいってスムーズに話がまとまっていても住宅ローンの審査に通らなかったのでは元も子もありません。
手間や時間をできるだけかけず、スムーズに物件を購入したいのであれば、複数の銀行に住宅ローンの審査を申し込むのが得策だと言えるかもしれません。
住宅ローンを複数の銀行に申し込むのは避けるべき?申し込んだ記録は残る!
住宅ローンを複数の銀行に申し込むことで手間や時間をかけずに審査を受けることができますが、デメリットがあることに注意しましょう。
問題なのは、複数の銀行に申し込んだ際の情報が個人信用情報機関に記録されているということです。
銀行は住宅ローンをはじめとした審査を行う場合、個人信用情報を照会しつつ申し込みがあった事実を記録しています。
審査が厳しい銀行に限らず複数の銀行が個人信用情報を確認したとき、複数の銀行に同時に申し込んだ事実があることを知ると、余計な詮索をされて審査に影響が出る可能性があります。
別の銀行の審査に通らなかったからここの銀行を選んだのかと思われかねませんし、申し込んだ人にとって審査に通らなくなる原因の一つになり得るでしょう。
銀行によっては一定期間内に複数の銀行に申し込みをしたことで審査に通らないこともあります。
銀行によって条件が違うので複数の銀行に申し込むことで条件のよい銀行から住宅ローンを借りたり、あるいは審査に通らなかったときのことを考えて複数の銀行に審査を申し込んだりするのも得策ですが、あまりにも多くの銀行に審査を申し込むのは避けた方がよいかもしれません。
一括審査を行うことでつい多くの銀行に審査を申し込んでしまうかもしれませんが、金利をはじめとした条件がよいと思った銀行に絞って申し込むのが得策でしょう。
また、時間に余裕があるのであれば時間や手間をかけてでも一社ずつ申し込んでいった方が上記のデメリットを回避することが出来ます。
ときには堅実に審査を申し込むのもよいのではないでしょうか。
一括審査申し込みサービスを利用する際のメリットとデメリット!
一括審査申し込みサービスを利用することで多くのメリットもあるものの、複数の銀行に審査を申し込んだところで申し込んだうちのどれか一つが必ず審査に通るわけではないことを覚えておきましょう。
一括審査申し込みサービスを利用する際に特に注目しておきたいのが、不動産や住宅メーカーがすすめる住宅ローンのほかにネット専業の銀行に審査を申し込むことができることです。
よって選べる銀行の幅が一気に広がり、さらにさまざまな銀行の利息や金利、手数料などの比較も容易にできるのでより自分に合った銀行を見つけやすくなります。
金利プランや自分の年収や借り入れ条件に合わせて選べる銀行が表示されるため、複数の銀行に申し込む際に便利です。
ただし、全てのネット専業銀行を網羅しているわけではないため、限られた数の中から選ぶことになるので注意しましょう。
仮審査だけでなく本審査を複数申し込んでも全く問題はありませんが、仮審査に通ったからといって本審査に必ず通るわけではないですし、もし複数の本審査に通ったならその中で一番条件のよい銀行を選ぶだけで構いません。
仮審査に要した時間を無駄にしないためにも、できる限り本審査を受けてから最良の銀行を選んだ方がよいかもしれません。
また、基本的に複数の銀行から住宅ローンを借りることはできませんが、複数の銀行に審査を申し込めるということは、自分でよいと思った銀行を選べることにつながります。
数多くを比較し、最適な銀行を選んで審査に通ることができたなら後悔することもなくなるでしょう。